ダッジ・JCは2007年のフランクフルトショーでデビューし、ヨーロッパでは2008年に発売され、日本では2009年1月に発売された。従来のクルマのジャンルにとらわれない自由な発想から生まれたモデルで、SUVとミニバンとステーションワゴンをクロスオーバーさせたようなクルマである。外観デザインはいかにもダッジらしい力強さを表現したもので、フロントにはダッジブランドの象徴である大きなクロームの十字型グリルが採用される。高めの全高や十分な全幅を持つ大柄な2BOXボディは、SUVらしさとステーションワゴンらしさを兼ね備えている。室内には3列シートが配置され、ミニバン感覚の使い方も可能。2列目シートにチルトンスライド機構を備えることで3列目シートへの乗降性を高めているが、3列目シートはエマージェンシー用に近い印象だ。通常はこれを収納してステーションワゴン的な使い方をすることになる。2列目と助手席のシートの背もたれを倒せばスキーなどの長尺物を室内に積むことも可能。室内にはクーラー付きグローブボックスが採用されるなど、豊富な収納スペースが確保されている。搭載エンジンはV型6気筒2.7リッターの自然吸気DOHCで、オートスティック機構付きの電子制御6速ATと組み合わされる。安全装備は駆動力制御やロール制御を加えた最新のESPを始め、フロントサイドエアバッグ、全列カーテンエアバッグなどが装備される。