PTクルーザーのスタイルは1930年代から1940年代のクラシックカーを連想させる。室内にはミニバン並みの居住性や多彩なシートレイアウトを備えている。最近では、独立したトランクルームを切り落としてルーフを高めた2BOX車が増えてきたが、それがレトロなものであることはPTクルーザーのデザインを見ると良く分かる。サイズは全長が4330mmだからアメリカ車としてはかなり小柄。全幅は3ナンバーサイズとなり、全高は1600mmもの高さを持つので、大人4名がゆったり乗車し、さらに荷物も積める室内空間を持つ。発売当初は2.0リッターのDOHCエンジンが搭載されていたが、2005年モデルからは105kW(143ps)/214N・mを発生する2.4リッターのDOHCに変更。さらにスムーズな走りを実現した。トランスミッションは全車4速ATだ。2006年モデルでは前後のデザインに手を加えてクライスラー車らしいフロントマスクを持つようになり、インテリアも刷新された。騒音・振動対策が行われて静粛性が向上したほか、前席にマルチステージエアバッグとニーエアバッグを採用するなど、安全装備を充実化した。2007年モデルでは、4速ATにシフトショックを低減する機構を盛り込んだほか、バリエーションの整理を行った。2008年1月にはクラシックにトリップコンピューターを追加し、リミテッドの内外装の仕様を向上させた08年モデルを発売。同年12月にはリミテッドの装備を充実化した09年モデルを発売した。
2007年モデルからは標準仕様ともいえるクラシックと、サンルーフや本革シートなどを備えたリミテッドの2グレードに整理され、中間グレードのツーリングは廃止された。グレード間の装備の差は、リヤのぼかしガラス、本革巻きステアリングホイール、バニティミラー照明などがリミテッドに標準となるほか、タイヤ&ホイールも、クラシックが15インチのスチールホイールになるのに対し、リミテッドは16インチのクロームメッキのアルミホイールとなる。08年モデルからはシルバーのアクセント付きステアリングホイール、シルバーのシフトノブ、カーボン調センターパネルなどもリミテッドに採用されている。09年モデルではリミテッドにAM/FM電子チューナー付き6連奏CDオートチェンジャー及びサブウーハー付きボストンアコースティック製6スピーカーを標準装備した。