オデッセイは日本のミニバン市場を切り開いたモデル。初代モデルの大ヒットは、当時厳しい状況におかれていたホンダを一気に浮上させるキッカケにもなった。その後、さまざまなタイプのミニバンが登場してくる中で、全高を抑えたパッケージングによってスポーティで軽快な走りを実現するミニバンとして作られ続けてきたのがオデッセイ。2008年10月に登場した最新の4代目モデルも従来のモデルと同様、低床プラットフォームをベースにタワーパーキングにも入るような低全高のミニバンとして作られている。スライドドアのミニバンが増えている中でセダンと同じヒンジ式のドアにこだわっているのも従来通りだ。外観デザインのほか、インテリアデザインもキープコンセプトの印象ながら、全体的な質感は大きく向上している。4代目モデルはオデッセイの持つ良さをレベルアップする形で登場しており、搭載エンジンも直列4気筒の2.4リッターのみの設定で、アブソルート用は専用のチューニングが施されたハイパワー版が搭載される。トランスミッションはFF用がCVTで、4WD用は5速ATとなるが、アブソルートは全車とも5速ATが組み合わされる。進化したパッケージングや視界の良さ、安全性や環境性能の向上など、さまざまな面でしっかり進歩を遂げたモデルだ。2009年9月にはエコカー減税に適合する新グレードを設定したほか、各グレードの装備を充実化するなどの改良を行った。
直列4気筒2.4リッターエンジンを搭載するなど、基本メカニズムの部分はほぼ共通ながら、装備や仕様の違いによって8種類のグレードが設定されている。2009年9月に設定されたM・ファインスピリットは、Mをベースに装備を簡略化するなどして軽量化を図り、燃費を向上させたエコカー減税に適合させた(FFのCVT車のみ)グレードだ。M・ファインスピリットにはエアロパッケージの設定もある。ほかにM、M・エアロパッケージ、M助手席リフトアップシート車、L、Li、アブソルートの8グレード構成だ。全車にFFと4WDが設定されている。標準系のエンジンは127kw(173ps)/222N・m(22.6kg-m)の実力で、アブソルート用は151kw(206ps)/232N・m(23.7kg-m)を発生する。Liにはアダプティブクルーズコントロールや追突軽減ブレーキなど、最新の安全装備が標準装備。横滑り防止装置のVSAはファインスピリットのFF車を除く全車に標準だ。進化したHDDインターナビは全車にオプション設定されている。