マセラティのフラッグシップモデルとなる2ドアクーペのスポーツモデル。2007年3月に60年前に初代モデルが発表されたのと同じジュネーブショーの会場で発表され、秋から日本でも発売された。ピニンファリーナのデザインによる外観デザインは、いかにも美しいクーペボディを作っている。楕円形をしたフロントグリルの迫力はマセラティが伝統とするものだ。2942mmに達するロングホイールベースとトランスアクスルを採用した独特のパッケージングは、前後均等の重量配分を実現するとともに、大人4人がゆったりと座れる室内空間を作っている。そのインテリアはポルトローナフラウ社製の本革シートなど、クラフトマンシップに基づく入念な作り込みによってラグジュアリーな雰囲気にあふれている。搭載エンジンはV型8気筒の4.2リッターで298kW/400N・mを発生する。グランツーリズモSにはV型8気筒4.7リッターエンジンが搭載され、こちらは323kW/490N・mのパワー&トルクを発生し、最高速度は295km/hに達するという。トランスミッションはモード選択が可能な電子制御6速ATで、高回転域での滑らかな変速が特徴。フラットな乗り心地を実現する。スカイフック・アクティブサスペンションとの総合制御も行われている。高性能エンジンに合わせたブレンボ製のブレーキや全席に採用されたロードリミッター付きプリテンショナーシートベルトなど、安全装備も充実したものが用意される。