10代目となるセドリックの発売は99年6月のこと。商品コンセプトを「見るたびに乗るたびに新しい感動がある新世代高級パーソナルサルーン」とし、自ら運転を愉しむ高級車として、デザインや走行性能にこだわったクルマとしている。これまではグロリアとの姉妹関係が続いていたが、このモデルからは双方のブランドイメージを強固なものにするため、セドリックはこれまでのブロアム系を引き継がせるという1ブランド1モデルという方針に簡潔化している。新設計となるプラットフォームを採用することで、操縦性や安全性など、基本性能が大きく向上しているのが特徴だ。室内はやすらぎをもたらすキャビンを実現するため、吸遮音材や制振材を配置して静粛性を大きく向上したという。エンジンは2.5/3リッターのいずれも6気筒DOHCで、グレードに応じターボ付もラインアップされている。トランスミッションは電子制御4ATのE-ATxと、素早いレスポンスと滑らかな加速を可能にしたという、マニュアルモード付き無段変速機のエクストロイドCVT搭載車も設定された。駆動方式は後輪駆動と、4WDのアテーサE-TSも設定される。装備面ではトランクオートクロージャーや左右独立調整機能付きオゾンセーフフルオートエアコン、乗降時自動昇降機能付き運転席パワーウィンドウなど、利便性を高める快適な装備が採用された。安全装備もデュアルSRSエアバッグなどひととおりのものは全車標準装備となる。
グレード構成は、V型6気筒3000ccでターボエンジン搭載のLX系と、自然吸気直噴のLV系が各2グレード。2500ccエンジンは、V6直噴の250LVと250L、4WDモデルの250LV-Fourと250L-Fourには同じ2500ccでも直6のターボエンジンが搭載される。なお、250Lにはナビゲーションシステムを標準装備としたNAVIエディションも設定されている。
装備関係はベーシックグレードを選択しても十分満足いくものが標準装備されている。グレードが上がると安全装備やオーディオシステム関連ががより充実してくる。特に、VIPグレードは後席のパワーシートやエアコン吹出し口が装備されるなど、運転手付で乗ることも考えた作りがされている。2003年5月には、日産70周年記念として、特別仕様車も設定された。