初代マーチの発売は1982年。2002年2月に発表された3代目マーチは、「ユーザーフレンドリーを追求した、おしゃれな新世代コンパクトカー」をコンセプトに開発された。運転のしやすさはそのままに、丸みとシャープさをバランスしたオリジナリティのあるデザインのエクステリア。質感の向上と、スイッチなどの操作系を統一することで機能的なデザインとしたインテリア。プラットフォームやエンジンも新開発とすることで、最新の安全、環境性能も備えたクルマとした。平成17年8月には1.5リッターエンジンを搭載すると同時にエンジンバリエーションの整理が行われ、FF車は1.2リッターと1.5リッターの2機種、それにFFをベースに電気モーターで後輪を駆動するe-4WDに1.4リッターエンジンが搭載される。同時に前後のデザインにも手が加えられ、欧州仕様のマイクラ風のフロントグリルを採用したほか、内装もドアトリムクロスを追加するなどしてクオリティを高め、さらにボディとインテリアのカラーバリエーションの自由度を高めている。2007年6月のマイナーチェンジでは内外装のデザインに変更を加えたほか、新色の採用やグレードに応じた装備の充実化を図っている。2008年5月にはシンプル&エコをテーマにしたコレットを追加し、コレットの購入者にはC02排出権を取得するカーボンオフセットを初めて実施した。2009年5月にはスクエアインテリアパッケージを一部グレードに標準装備した。
ボディタイプは5ドアハッチバックのみ。駆動方式はFFとe-4WDという構成。グレードは、1.2リッターが12B、12S、12E、の3グレード、1.5リッターが15E、15Gの2グレード、e-4WDは全車1.4リッターで14S-FOUR、14E-FOUR、14G-FOURの3グレードとなる。トランスミッションは1.2リッターと1.4リッターが電子制御4速ATのE-ATxが基本で、1.5リッターはエクストロニックCVT。12Sだけは5速MTの選択も可能だ。ほかにオーテックジャパン扱いのスポーツモデルとして、12SR(5速MT)や15SR-A(CVT)が設定される。またクラシカルな外観を備えたボレロ、ラフィートなどもオーテックジャパン製だ。2009年5月にスクエアインテリアパッケージを標準装備したのは12E、14E FOUR、15Eの各グレードで、スクエアインテリアシートや助手席シートアンダートレー、助手席シートバックポケットなどがセットになる。