GT-Rが2007年10月の東京モーターショー会場で復活を遂げた。究極のパフォーマンスを、いつでも、どこでも、誰にでも発揮できるマルチパフォーマンス・スーパーカーを目指し、雨や雪の路面さえもフィールドとする走破性を実現した。クーペボディは空力性能を重視するとともに細部に至るまで機能に裏打ちされたデザイン。プラットフォームはFMパッケージの進化版となる新開発のプレミアムミッドシップ・パッケージで、クラッチ、トランスミッション、トランスファーを後部に移動させたGT-Rならではのもの。この独立トランスアクスル4WDレイアウトにより、前後のタイヤへのグリップ荷重を最適化した。搭載エンジンはV型6気筒3.8リッターDOHCにツインターボを装着したVR38DETT型で09年モデルでは357kW/461N・mを発生。2ペダル仕様のデュアルクラッチトランスミッションとの組み合せだ。足回りはビルシュタイン製のダンプトロニックやブレンボ製の高性能ブレーキシステムなとが採用されている。販売後も3年間は専用の整備工場での専門メカニックによる無償メンテナンスを実施し、初期の性能を保証する。800万円を超える価格にはこうしたシステムも含まれるというわけだ。2008年12月にはチューニングの精度を高めることで、出力と燃費を向上させたほか、ハンドリングと乗り心地の向上を図った。2009年1月にはカーボンセラミック製のブレーキを採用するなどしたスペックVを発売した。
基本メカニズムなどはすべて共通だが、装備や仕様の違いによってベースのGT-Rのほか、ブラックエディションとプレミアムエディションが用意されている。ブラックエディションにはブラックに赤のアクセントが入った専用の本革&パールスウェード・コンビシート、RE070Rのランフラットタイヤ、ダーククロームカラーコートが施されたレイズ製の鍛造ホイールなどが装備される。プレミアムエディションにはこれらに加えて前席ヒーター付きシート、BOSEサウンドシステムやリッチャム準拠防盗システムなどが標準となる。2008年12月の改良で、価格が大幅に上昇した。2009年1月に発売されたスペックVには、ブレーキのほかにもカーボン製のフロントグリル、リヤスポイラー、ブレーキダクトなどが採用された。シートもレカロ製のカーボンバケットシートで、2シーター仕様とされた。