サーブは航空機を手掛けることでも有名なメーカーで、自動車の分野でもユニー
クな商品展開を行ってきた。古くから前輪駆動を採用、それが一般化した今では独
自性の強いボディスタイル、重厚感のある独特の乗り心地などによって個性を主張
している。
9-3は、サーブのミドルサイズモデルだ。ユーティリティの高い5ドアハッチ
バックと、スタイリッシュなカブリオレを用意する。9-3のボディサイズは、全長
が4650mm、全幅が1710mm、全高が1475mmという寸法。全幅は5ナンバーサイズの
枠を僅か10mmオーバーしており、全長も国産ミドルサイズセダンの平均を若干、上
まわる。レガシィB4あたりに近い大きさと考えれば良いだろう。
注目したいのは1475mmの全高。ハッチバックボディではかなり高い部類に属し、
これがサーブの優れた居住性の秘密となっている。
搭載されるエンジンは全モデルが直列4気筒の2リッターで、インタークーラー
付きターボとの組み合わせだ。このターボには2つのタイプがあり、2.0t、SE2.0t、
カブリオレに搭載されるのが低圧ターボ、エアロ2.0TSに搭載されるのがハイ
パワーターボとなる。
低圧ターボの最高出力は150馬力、最大トルクは24.5kg-m。一方、ハイパワー
ターボは205馬力の最高出力と25.5kg-mの最大トルクというスペックだ。