輸入車のベストセラーカー、それがフォルクスワーゲンゴルフだ。現行型で4代目
となるが、初代モデルは世界的にヒットして数多くの小型車に大きな影響を与えた。
日本でも1980年代にハッチバック車が流行したが、それも初代ゴルフの登場によるところが大きかった。
初代から3代目までは、「これこそドイツのコンパクトカー」という質実剛健なク
ルマ造りをしてきたが、4代目の現行型に至って雰囲気が違ってきた。全幅が1735mm
に拡大されて3ナンバーサイズとなり、ATレバーのパネルにはクロームメッキを施し
たりしている。
居住性は相変わらずハッチバック車の手本となる良好なものだが、ボディサイズが
拡大された分、目を見張るようなスペース効率ではなくなった。全幅の拡大で3ナン
バー車となったのは、側面衝突の安全対応などにボディサイズが必要とされたことが
大きい。
現行型の売れ行きは極めて好調。ワゴンの人気も合わせて日本において新しいゴル
フユーザーを獲得。コストパフォーマンスに優れた輸入車として、今後も暫くはゴルフ人気が続くと思われる。2003年8月には50周年記念となるゴルフLと、ゴルフL Plusが登場。それぞれベース車両に対してお買い得な価格設定となっている。
メインとなる5ドアハッチバックの日本仕様は現在のところ全車1800t直4DOHC20バルブエンジンを搭載した、ノンターボのCLiとGLi、ターボ仕様で150PSを発揮するGTIとGTXの4グレードに、99年11月オールアルミ製1600ccSOHCエンジン搭載のEが追加された。全体に装備は充実しており、最上級のGTXではナビゲーションシステムも標準。また前席左右とサイドのエアバッグ、ABSは全車標準装備されている。このほか単一グレードとなるカブリオレは2000t、ワゴンは1600tのEとと2000tのGLiの2タイプ。また、2003年にはハイパフォーマンスかつ高品質なモデルの総称である R line(アールライン)シリーズの第一弾であるR32を導入、全グレードにカーテンエアバッグが標準装備化されるなど、安全性がより一層向上された。Lには、リモコンドアロックや、15インチアルミホイールなどが装備され、L Plusには、クルーズコントロールや、ガスディチャージヘッドライト、ヘッドランプウォッシャーなどが標準装備となっている。