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ホンダ モビリオスパイク 新車 クローズアップ
ホンダ モビリオスパイク
(2002年9月18日発表)
ホンダ モビリオスパイク クルマ総合カタログ
ホンダ モビリオスパイク 新車 見積もり
取材協力: 本田技研工業株式会社
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プロローグ  ホンダが展開する“SMALL MAXシリーズ”、第1弾はパーソナルMAXのフィット。第2弾はファミリーMAXのモビリオ、そして、今回第3弾としてホビーMAXのモビリオ スパイクが発売された。

 ひと昔前の日本では、コンパクトカーというと安いクルマ、足がわりのクルマというイメージが強かった。その一方で、ヨーロッパではリッターカークラスのクルマでも内装本皮張りといった“小さな高級車”が存在していた。現在では日本でも、クルマの大きさでステータスを決めるのはナンセンスという考えが浸透してきている。だから、これだけ多くのコンパクトカーが登場し、市場もそれを受け入れて流行といわれるくらいに広がってきているのだろう。

 モビリオ スパイクの、開発キーワードは“ガレージ”。単なる車庫ではなく、遊びの道具を置いたり趣味を楽しむ場としての、“趣味の聖域”あるいは“個人のこだわり”の象徴として捉える。車名にあるSpike(スパイク)は、英語で先のとがったものの意。何事にもこだわりを忘れずにとがっていたいというという人達の感性を象徴して車名とされている。こだわりのある趣味人たちに、“趣味や遊びに使える便利な道具”として使われることを目指したモビリオ スパイク。作り手たちのこだわりも十分ありそうなこのクルマ、そのこだわりを探っていきたい。


スタイリング モビリオスパイクのデザイン・キーワードは、“メタル・インゴットスタイル”。硬質で塊感の強いボディスタイルは、こだわりのアイテムがあふれたガレージのような。あるいは、使うたびに愛着がわくタフなツールボックスをイメージしている。シンプルななかにも個性をアピールできる、そして人目を引くような存在感がある。余計なラインをもたない面構成のデザインのなかでもひときわ目を引くのは、リアクォーター部分。通常であれば、視界確保のためにもウィンドウを配する程の面積をもつリアクォーター部。ここをあえてパネルとし、タフなイメージを伝える極太のリアクォーターピラーとしている。外観上は、スタイリングの大きなポイントとして存在感と重量感をアピールしている。と同時に、ピラー内部にはフレキシブルな収納スペースが用意されており、ユーティリティにおいてもこだわりを感じさせるものとなっている。
ホンダ モビリオスパイク
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パッケージ・ユーティリティ モビリオ スパイクは、車名からもわかるように、そのシルエット、ボディサイズはモビリオに近い。「同じようなクルマがなぜふたつもあるの?」という疑問もわいてこようが、この2車は全く異なるキャラクターが与えられている。ひと言でいうならば、モビリオはピープルムーバー、モビリオ スパイクはラゲッジキャリーとしての性格が与えられている。

 モビリオは、4メートルそこそこのボディサイズで3列シート7人乗りを実現した、いってみれば、いかに人を乗せるかについて徹底的にこだわったクルマといえる。それに対し、モビリオ スパイクは、いかに荷物を載せるかということに徹底的にこだわったクルマである。それも、ただ多くの荷物が載ればいいというものではなく、ユーザーのニーズに合わせ様々な形、大きさのものをいかに効率よく積載できるかという点に重きがおかれている。それは、先にも述べたリアクォーターパネル内のフリースペース、オプション・アクセサリーとの組み合わせで、オープンラックとして、またボックスとすることとも可能。さらには、ここにサブウーファーボックスをビルトインして、ラゲッジスペースを損なうことなく迫力の重低音を再生することもできる。

 ラゲッジルームは、オプションの、泥や汚れ水滴などが染み込まず簡単に拭き取ることができるプレイングボードを装着すれば、ボードやバイクなどアウトドアグッズをガンガン積み込める。ラゲッジユーティリティのハイライトは、シートアレンジ。6:4分割可倒式、そしてリアシートヘッドレストを取り外さずにフルフラットな折り畳みが可能なリアシートは、このクルマにとってはごくあたりまえ。スパイクのアピールポイントは、リアシートクッション部をはね上げるチップアップ機構。グローバル・スモールプラットフォームの特徴であるフロントシート下ガソリンタンクがもたらす、リアシートスペースのフラット&ロー・フロアとリアシート座面を後方へ跳ね上げることで、実に1390mmもの有効室内高を得ることができる。今まで、このクラスのクルマではとても載せられないとあきらめていた背の高い荷物も積載可能に。さらに、このクルマはリアドアを両側スライドドアとするとともに、クラス初のパワースライド機構(左側)とイージードアクローザー(右側)も装備(Wタイプ)している。ドア開口部も1140mm確保しているので、荷物の出し入れもスムーズに行える。その他にも、テールゲートに装備された、耐荷重が5kgある2個のフック。飛び出しが少なく荷物を出し入れするとき邪魔にならないテールゲートダンパー等、随所にラゲッジキャリーとしてのこだわり装備を満載している。
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メカニズム モビリオ スパイクに搭載されるエンジンは、新開発の1.5リッターVTECエンジン。基本部分は、モビリオの1.5リッターと共通だが、ヘッドを4バルブ化するとともにローラー同軸のアルミロッカーアームを採用。パワーアップを実現しながらも、低燃費、低排出ガス性能も高次元で達成。出力・燃費・エミッションがバランスのとれたエンジンに仕上げられている。これに組み合わされるミッションは従来のホンダマルチマチックSだが、一部グレードには、マニュアル感覚のシフトチェンジが楽しめる、7スピードモードを設定した。これは、通常のCVT(自動無段変速)モードに加え、スイッチ操作により、7段自動変速を行う7速オートシフトモード、ステアリングシフトスイッチによりマニュアル操作でシフトチェンジを行う7速マニュアルシフトモードが備わっている。

 自分の生活や、趣味、遊びにこだわりを持つ人々をターゲットとしているだけに、その走りについても様々なシーンに応じて走行できるように、走行モードを用意するあたりは走りを重視するホンダならではのこだわりともいえる。自分らしさを求める人々にとって、モビリオ スパイクは“趣味や遊びに使える便利な道具”足りえるか。それは、こだわりをもったあなた自身に確かめていただきたい。
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