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いよいよ始まったラリ・ージャパン。セレモニアルスタートには5万2000人が詰めかけたというから超盛り上がってます! 今頃はフェリーに乗ってはるばる自走してきたラリーファン所有のインプレッサやフォーカスが、我が世の春とばかりに帯広を走り回っているに違いない(あくまで想像)。
…といっても、WRC競技車両に市販モデルのテクノロジーが色濃く繁栄されたのは“グループAラリーカー”全盛期のこと。ターボ×フルタイム4WDという当時のWRC必勝仕様に合わせ(同じ仕様の市販車を5000台作らないとベースモデルの認定を受けられなかった)、デルタ・インテグラーレ、エスコート・RSコスワース、インプレッサ、ランサー・エボリューションなどのモンスターマシンが続々市販された時代が懐かしい。
現在の“WRカー”が登場したのは1997年。WRカーの特徴はグループA車両よりもずっと幅広い改造がを許されていることで、その目指すところは市販モデルに4WDターボカーを用意していないメーカーでも参戦できるようにすることだった。つまり、FFモデルを4WD化し、NAユニットにターボチャージャーを付けることが可能になったのだ。4WDターボモデルを持たなかったためグループA時代到来とともにWRCシーンを去った名門プジョーが復帰し、シトロエンが参戦を果たしたという現在のWRC勢力図は、WRカーというレギュレーションによるところが大きい。
そんなわけで、現在のWRカーとそのベースモデル(年間生産台数2万5000台以上のモデルファミリーの派生モデルで、全長4000mm、ホイールベース2440mm以上のサイズを持ち、2500台以上生産されている必要がある)との関係は、実は見た目以外では共通点を見つけるのが難しい。もちろんWRカーにも市販モデルのスペックを規準にした厳格な規制があるが、グループAカーとは比べものにならないほどレーシングカーのハイテクが投入されているため、今やまったく次元の違うマシンに仕上がっているというわけだ。
例えばWRカーのエンジンは2000cc+ターボを基本とする…というと、なあんだという声も聞こえそうだが、17万rpmも回るギャレット製ターボを介して80kg-mという途方もないトルクを引き出しているというから凄い。見えるところでは重量バランスを良くするために、市販車よりも大きく後退して、クルマの中心付近に置かれたシートに注目して欲しい。
さて、そうはいってもWRC競技車両のベースとなったモデルに興味津々というのがクルマ好きの性だし、ひいきのメーカーやドライバーのイメージにかこつけてオーナーになるのも悪くない。以下、ラリ・ージャパン参戦マシンの日本で購入可能なベースモデルを見ていくことにしよう。
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