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プロフィール 97年のフランクフルトショーでデビューを果たし、98年3月より日本に導入されたシトロエン
クサラ。以前よりは、親しみを覚える向きが増えたといわれるフランス車にあっても、まだまだ縁が…というのは一般的な心情か。しかしながらクサラは、2002年末までに、全世界で140万台を販売したという実績を持つ、と聞けばこのクルマのポテンシャルを知ってみたくなるというのも人情。
この4月に一部変更が実施されて外観のフェイスリフトを実施したのに加え、内装にも改良が施された。そのテーマは装備の充実と質感の向上。さらに価格据え置きとくれば、ちょっとどころか、かなり気になる向きもいるのでは!?
わがままな日本人的性格のせいか、単純に多様化したニーズに合わせた結果なのか、ブレーク(ワゴン)、5ドアハッチバック、3ドアハッチバックという3種類のボディ形状をラインナップするのもユーザーには嬉しいところ。基本はファミリーのためのクルマという位置付けながらも、多様なグレード構成も見逃せない。 |
エクステリア フェイスリフトの敢行された外観は、C5から受け継がれた新世代のシトロエン・アイデンティティを表現したもの。フロントグリル中央部に大きく陣取る“ダブルシェブロン”を象徴として、丸みを帯びたヘッドライトユニットが特徴的。バンパーデザインは、フォグランプ一体型となった。拡張されたインテークグリルの中には、クロームメッキが施された水平基調のモールディングがさりげなく主張する。
全長は、4190mm(ブレークは4370mm)、全幅1710mm、全高1405mm(ブレークは1420mm)というボディディメンション。ほとんど日本の5ナンバーサイズ(基準は全幅1700mm未満)に収まりそうなこのクラスのライバル車は実質的に皆無というのもクサラの特徴だ。かつてのライバル、プジョー306は307となって大型化され全幅1760mmにも及ぶ。
実用性が重視されるこのクラスにあっては、クサラの全幅1710mmというサイズは取り回しをする上でも、非常に有利といえる要素だ。 |
| インテリア 今回の一部改良では、インテリアの質感向上というのがポイント。ダッシュボードのカラーおよびトリムが変更となった上、メーターデザインは見やすいものになった。新デザインに移行したシフトノブおよび、ひと目でポジションがわかるゲートは金属質な表面処理が施されたもの。黒基調の室内にあってちょっとモダンな質感を引き立たせるアクセントといったところか。
標準装備のクルーズコントロール(VTRは除く)やデフォッガー付きサイドミラー(電動格納式)、ステアリングコラムで操作可能なオーディオコントロールをはじめ、エクスクルーシブとよばれる上位グレードには、雨滴感知式ワイパーやオートヘッドライトも備わるという豪華さも見逃せない。これでいて、価格据え置きというのだから非常に魅力的だ。
とはいえ、基本性能としてのインテリアの特徴は、広大なラゲッジルームを挙げずにはいられない。特にワゴンモデルであるブレークでは、通常517リッターを確保しながら最大1512リッターものスペースを実現。全幅1710mmというサイズのクルマにあっても、クラス最大級を達成したというのも頷けるものとなっている。 |
メカニズム エンジンは、1.6リッター
直列4気筒ユニット(最高出力108ps/5800rpm、最大トルク15.0kg-m/4000rpm)、2.0リッター 直列4気筒ユニット(最高出力137ps、最大トルク19.8kg-m/4100rpm)の2種類が用意される。組み合わされるトランスミッションは電子制御の4速ATおよび3ドアハッチバックモデルのVTRに5速MTを設定。
足周りにはコイル式のサスペンションを採用。フランス車の中でも、とりわけシトロエンは、伝統的にフラットライドな乗り心地にこだわり、高速安定性と不整路面をいなすような乗り心地の良さとのバランスが特徴。新型においてもその点では、旧モデル同様に期待できそうだ。
一方で安全性については、4輪への制動力を最適に配分し車体安定性を確保するEBD(電子制御ブレーキ圧分配システム)付き4輪ABSを標準で装備。加えて、急な制動が必要な際にも有効なBAS(ブレーキアシストシステム)も採用するという手の入れよう。エクスクルーシブモデルには、ESP(エレクトロニックスタビリティープログラム)も備わるといい、走行安定性に対する考え方の高さが伺える。
「広いラゲッジルームが欲しい…」、「取り回しのいい車が欲しい」、「でも、みんなが乗っているガイシャはなんとなく…」。そんな人にはクラス最大級といわれるラゲッジルームを達成しつつ、コンパクトなボディサイズを実現したシトロエン
クサラという選択肢があっていいのでは!?
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