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プレスリリースPress Release

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カービュー マーケットウォッチ(2008年11月度)

2008年11月18日

 自動車総合サイト「carview.co.jp」を運営する株式会社カービュー(本社:東京都中央区、代表取締役:松本 基)は、社団法人 日本自動車販売協会連合会が公表する「月間登録台数ランキング」をもとに、日本国内における自動車マーケットの動きを独自分析する。

国産乗用車が2カ月連続のマイナス
10月順位9月順位動向モデル名メーカー名台数
1(2)カローラトヨタ12,446
2(1)フィットホンダ12,188
3(3)ヴィッツトヨタ9,851
4(4)フリードホンダ8,037
5(8)プリウストヨタ6,341
6(10)パッソトヨタ6,205
7(11)ヴェルファイアトヨタ6,190
8(12)ヴォクシートヨタ5,162
9(16)エスティマトヨタ4,572
10(19)ラクティストヨタ4,264
11(7)セレナ日産4,260
12(17)ノアトヨタ4,229
13(15)クラウントヨタ4,226
14(5)デミオマツダ4,036
15(6)ティーダ日産3,995
16(/)スイフトスズキ3,977
17(20)アルファードトヨタ3,911
18(29)オデッセイホンダ3,734
19(9)ノート日産3,675
20(/)bBトヨタ3,022

※社団法人 日本自動車販売協会連合会調べ
※輸入車および軽自動車を除く

カービュー編集部の独自分析: ■国産乗用車が前年を大きく下回り3カ月連続のマイナス! 軽乗用車は2カ月ぶりのプラスだが、輸入車は6カ月連続のマイナス

 今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した10月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車を含めた3/5ナンバー乗用車(軽自動車は除く)全体では20万2572台で、前年同月比86.6%と2ケタの大幅なマイナス。これで3カ月連続で前年を下回った。とくに3ナンバー乗用車は8万7675台で前年同月比78.5%と大きく落ち込み、5ナンバー乗用車は11万4897台で前年同月比は93.9%だった。

 輸入車と軽自動車を除く国産乗用車は18万9154台(日産デュアリスの輸入分29台含む)で前年同月比は87%。メーカーごとの合計ではホンダが前年同月比111.3%とプラスになった以外、他メーカーはすべてマイナス。それもトヨタ85%、日産79.2%、マツダ78.4%、三菱60.4%、ダイハツ50.8%と軒並み2ケタの大幅なマイナスになり、1〜10月の前年同期比でもいずれも前年割れとなっている。

 国産乗用車の月間ランキングでは「トヨタ カローラ(アクシオ、フィールダー、ルミオンの合計)」が11カ月連続トップを続けていた「ホンダ フィット」を抜いて、実に1年ぶりにトップを奪取。2位はフィットで、3位「トヨタ ヴィッツ」、4位「ホンダ フリード」、5位「トヨタ プリウス」とトップ5はトヨタがホンダを挟み込む形に。前月6、7、9位に「ティーダ」、「セレナ」、「ノート」とトップ10に3台を送り込んだ日産は、セレナの11位が最上位とトヨタ、ホンダ勢に後れを取った。

 軽自動車は乗用車タイプが11万2289台で前年同月比110.2%とプラスに転じ、商用車を含む軽自動車全体では14万5444台で106.2%と3カ月ぶりに前年を上回った。「スズキ ワゴンR」や「ダイハツ ムーヴコンテ」などニューモデルの投入が刺激になったようだ。

 ただ輸入車(乗用車のみ)は海外メーカー製が1万1863台で前年同月比76.1%と落ち込み、6カ月連続のマイナス。日本メーカー製も10月に発売された「スズキ スプラッシュ」が月間販売目標500台の2倍となる1048台売れたものの、「日産 デュアリス」国産化の影響で前年を下回り、全体でも1万3447台で71.1%と大幅なマイナスだ。海外メーカーブランド別乗用車ランキングはVW(フォルクスワーゲン)が3カ月ぶりにトップに返り咲き、BMWが2位、以下メルセデス・ベンツ3位、アウディ4位、BMWミニ5位の順だが、6位にフィアットが上がってきたのが注目される。

■ココも気になる!その1 フィット、フリードに続き、オデッセイも滑り出し順調!

 3年連続で軽自動車を除く国産乗用車の年間販売台数が前年を下回っていたホンダだが、昨年10月にモデルチェンジした「フィット」が大ヒット。1〜10月の累計で15万4614台が売れ、前年同期比194%。月平均で1万5000台超と月間販売目標1万2000台を軽くクリアしている。さらに5月30日に発売した「フリード」が実質5カ月の平均で約7700台とこれまた月間販売目標の4000台を大きく上回る売れ行きとなり、メーカー合計で前年同月比がプラスなのはもちろん、今年の累計でも36万2342台で前年同期比114.1%と絶好調だ。

 そしてホンダミニバンの基幹モデル「オデッセイ」が、10月16日に4代目にモデルチェンジ。発売は17日からだったが、10月は3734台で前年同月比132.4%。月間販売目標の4000台には届かなかったが、新型の販売期間を考えれば、まずまずの滑り出しといえそうだ。

 ホンダは日本国内より海外生産分のほうが多く、とくに北米で日本の倍以上のクルマを生産している。それだけに昨今のアメリカ市場の冷え込みは大いなる逆風になっているのだが、とりあえず国内市場における積極的なニューモデル展開が効果をあげているのは心強い。すでにインターネット上のティザーキャンペーンが始まっている「アコード」も12月にデビュー予定。さらにパリモーターショーで公開された新しいハイブリッドモデル「インサイト」も来年2月頃には日本に投入される。国内を含め、世界中のクルマ市場は依然として厳しい状況だが、どこまで販売台数と市場シェアを伸ばせるか、要チェックだ。

■ココも気になる! その2 フィアット、「フィアット 500」のヒットで月間ランキング6位にアップ

 国産乗用車、軽自動車以上に落ち込んでいるのが輸入乗用車市場。1〜10月の累計でも17万5774台で前年同期比82%と2ケタのマイナスになっている。これまで市場を牽引してきたドイツ車御三家、VW、メルセデス・ベンツ、BMWは、いずれも前年同期比89.6%(3万7810台)、85.9%(3万2143台)、83.3%(3万803台)と大きく前年を下回っている。

 そんな中、イタリアのフィアットが10月単月464台で前年同月比354.2%となり、海外メーカーブランド月間ランキングで6位につけた。累計でも2552台で前年同期比180.7%と好調なのだが、この主因はもちろん、3月に発売された「フィアット500」のスマッシュヒット。当初、1.2リッター1グレード+特別仕様車だったラインナップも、1.4リッターの“ポップ”と“ラウンジ”が加わり、さらに10月にはスポーティな1.4スポーツ“1.4スポーツSS”が登場。7〜9月のデータになるが、フィアット500全体で640台と、海外メーカー製車名別ランキングで16位にランクインした。トップ3の「VW ゴルフ」、「BMW 3シリーズ」、「メルセデス・ベンツ Cクラス」に比べれば、買いやすい価格設定も効いているが、個性的なデザインがクルマ好きのハートを射止めたようだ。

 さらにスズキがハンガリーの製造子会社、マジャールスズキで生産される「スプラッシュ」を10月21日に発売。実売期間が短かったにもかかわらず、1048台が販売され、輸入車ブランド月間ランキングでいえば、5位に相当する売れ行きとなっている。これまで輸入車といえば、セダンやステーションワゴンのような高級車がメインだったが、経済状況の不透明感もあり、フィアット500やスズキ・スプラッシュのようなコンパクトカーが注目され始めたのかもしれない。今後の動向を注視していきたい。

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