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プレスリリースPress Release

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カービュー マーケットウォッチ(2008年12月度)

2008年12月17日

 自動車総合サイト「carview.co.jp」を運営する株式会社カービュー(本社:東京都中央区、代表取締役:松本 基)は、社団法人 日本自動車販売協会連合会が公表する「月間登録台数ランキング」をもとに、日本国内における自動車マーケットの動きを独自分析する。

国産乗用車が前年同月比マイナス27.2%と不振が深刻化!
11月順位10月順位動向モデル名メーカー名台数
1(1)カローラトヨタ10,409
2(2)フィットホンダ10,386
3(3)ヴィッツトヨタ8,912
4(4)フリードホンダ7,032
5(5)プリウストヨタ6,255
6(7)ヴェルファイアトヨタ5,288
7(6)パッソトヨタ5,061
8(8)ヴォクシートヨタ4,427
9(9)エスティマトヨタ4,390
10(16)スイフトスズキ4,280
11(11)セレナ日産3,859
12(19)ノート日産3,802
13(13)クラウントヨタ3,788
14(18)オデッセイホンダ3,735
15(17)アルファードトヨタ3,706
16(30)キューブ日産3,541
17(15)ティーダ日産3,537
18(14)デミオマツダ3,387
19(10)ラクティストヨタ3,298
20(12)ノアトヨタ3,274

※社団法人 日本自動車販売協会連合会調べ
※輸入車および軽自動車を除く

カービュー編集部の独自分析: 国産乗用車が前年同月比マイナス27.2%と不振が深刻化! 軽乗用車は2カ月連続のプラスだが、輸入車は7カ月連続のマイナス

 今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した11月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車を含めた3/5ナンバー乗用車(軽自動車は除く)全体では18万6554台で、前年同月比72.1%と4カ月連続で前年を下回った。バンやトラックなどの貨物車やバスを含めた登録車全体でも27.3%のマイナスで、11月単月の下落率としては自販連が統計を取り始めた1968年以降で最大となり、台数的にも1970年と同水準まで落ち込んだ。ナンバー別でも3ナンバー乗用車は8万1061台で前年同月比67.6%、5ナンバー乗用車も10万5493台で75.9%だった。

 輸入車と軽自動車を除く国産乗用車は17万4124台(日産デュアリスの輸入分25台含む)で前年同月比は72.8%。メーカーごとの合計では12カ月連続で前年同月比プラスと好調だったホンダも78.9%と急減速し、全メーカーが前年割れ。それもスズキがマイナス2.2%だった以外、2ケタの大幅なマイナスだ。

 国産乗用車の月間ランキングでは「トヨタ カローラ(アクシオ、フィールダー、ルミオンの合計)」が2カ月連続トップになったのをはじめ、2位「ホンダ フィット」、3位「トヨタ ヴィッツ」、4位「ホンダ フリード」、5位「トヨタ プリウス」とトップ5は前月と変動なし。10位に「スズキ スイフト」が前月16位からジャンプアップを果たしたが、日産勢は「セレナ」の11位が最上位と2カ月連続でトップ10入りを逃した。

 軽自動車は商用車タイプを含む全体では前年同月比99.3%だったものの、乗用車タイプは「スズキ ワゴンR」や「ホンダ ライフ」などのニューモデルが堅調に売れ、10万9197台で103.3%と2カ月連続で前年を上回った

 また輸入車(乗用車のみ)は日本メーカー製を含めた全体で1万2455台、前年同月比57.7%と4割以上も下落。海外メーカー製のみでも1万1732台で63.1%と低調で、これで7カ月連続のマイナスだ。海外メーカーブランド別乗用車ランキングはVW(フォルクスワーゲン)が2カ月連続トップ、メルセデス・ベンツ2位、BMW(MINIを除く)3位となったが、前年同月比は68.1%、54.7%、48.5%と大きく落ち込んでいる。

ココも気になる! その1 キューブ、フェアレディZの新車効果で巻き返しを狙う日産

 軽自動車を除く3/5ナンバーの乗用車部門で年間トータルの前年比が2年連続でマイナスとなっていた日産だが、今年は1〜4月と好調に売れ、前年同期比106.6%と前年を上回る勢いをキープしていた。ところが夏以降、国内のクルマ市場にブレーキがかかったこともあり、4カ月連続で2ケタのマイナスとなり、1〜11月の前年同期比では95.9%と前年を下回ってしまった。

 ただ今年前半はニューモデルがミドルセダンの「ティアナ」のみで話題が少なかったのも事実。その意味では9月「ムラーノ」、11月「キューブ」、12月「フェアレディZ」と矢継ぎ早にモデルチェンジを行った今後の売れ行きは要チェックだ。なかでも独自の世界観をもつ個性派コンパクト・キューブには量販を期待したいところだが、11月は販売期間が短かったにもかかわらず、月間販売目標4200台の6割強となる2616台と滑り出しは上々。11月中の受注ベースでは4618台と目標を上回っている。売れ筋グレードは充実装備が特徴の15X Vセレクションで全体の48.1%。ボディカラーはチョコレート色のビターショコラが21.3%で一番人気となっているのがキューブらしい。

 これまでキューブは国内専用モデルだったが、この3代目は北米では来春、ヨーロッパでは来秋発売の予定。それだけに旧型で好評だったエクステリアはキープコンセプトとしながらホイールベースを100mm延長し、居住性をアップ。さらにドア開口部やシートスライド量が拡大され、使い勝手も向上している。日本はもちろん、世界市場でどんな評価を受けるか注目したい。

ココも気になる! その2 メルセデス・ベンツがスマートでエコカー路線を展開

 高価格車が多い輸入車市場が冷え込んでいる。海外メーカー製全体で1〜11月の前年同期比は85.3%。国産乗用車の97.2%に比べても状況は厳しいのだ。これはドイツ車御三家、VW、メルセデス・ベンツ、BMWも例外ではなく、前年同期比はいずれも87.5%、83.0%、80.0%と2ケタの大幅なマイナスだ。

 ただ日本市場を見限っているわけではない。VWはヨーロッパでモデルチェンジしたばかりの「ゴルフ」を来年夏頃には日本導入の予定だし、BMWも11月に「3シリーズセダン/ツーリング」をマイナーチェンジし、日本の駐車場事情に合わせて全幅を1800mmに収めた。さらにメルセデス・ベンツは10月にプレミアムコンパクトSUVとして「GLK」をデビューさせ、12月には「スマートフォーツー」にアイドリングストップ機構を搭載した“mhd”を投入してきた。

 スマートは元祖マイクロコンパクトカーとして1998年にデビュー。今年1月に2代目が発売されたが、全世界で累計100万台を突破し、日本でも累計で約1万8000台が販売された。そんなスマートに輸入車唯一のアイドリングストップ機構、スタート/ストップ機構を標準装備。これはブレーキ操作により車速が8km/h以下になると自動的にエンジンが停止し、ブレーキペダルから足を離すと瞬時にエンジンが再スタートする機構で、10・15モード燃費で23km/リッターを実現。価格はクーペ184万円、カブリオ213万円と国産車に比べれば高価だが、メルセデス・ベンツ日本では今年の月平均販売台数と同等の100台は達成可能としている。ベンツディーラーで買えるエコカーの売れ行きはいかに?

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