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プレスリリースPress Release

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カービュー マーケットウォッチ(2008年4月度)

2008年4月28日

 自動車総合サイト「carview.co.jp」を運営する株式会社カービュー(本社:東京都中央区、代表取締役:松本 基)は、社団法人 日本自動車販売協会連合会が公表する「月間登録台数ランキング」をもとに、日本国内における自動車マーケットの動きを独自分析する。

トヨタが95.8%と伸び悩み、国産乗用車全体が3カ月ぶりのマイナスに
4月順位 3月順位 動向 モデル名 メーカー名 台数
1 (1) フィット ホンダ 25,933
2 (2) カローラ トヨタ 20,580
3 (3) ヴィッツ トヨタ 18,243
4 (12) クラウン トヨタ 12,040
5 (4) セレナ 日産 11,695
6 (7) ティーダ 日産 11,189
7 (6) ノート 日産 10,157
8 (8) パッソ トヨタ 9,924
9 (13) デミオ マツダ 9,299
10 (20) スイフト スズキ 9,280
11 (5) ヴォクシー トヨタ 9,147
12 (9) ノア トヨタ 8,232
13 (11) エスティマ トヨタ 8,226
14 (19) ステップワゴン ホンダ 7,954
15 (10) ラクティス トヨタ 7,707
16 (14) プリウス トヨタ 7,680
17 (17) ストリーム ホンダ 7,575
18 (15) マーチ 日産 7,464
19 (16) キューブ 日産 7,422
20 (21) マークX トヨタ 7,229

※社団法人 日本自動車販売協会連合会調べ
※輸入車および軽自動車を除く

カービュー編集部の独自分析: ■トヨタが95.8%と伸び悩み、国産乗用車全体が3カ月ぶりのマイナスに軽自動車は12カ月連続、輸入車も2カ月連続で前年を下回る!!

 今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した3月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車を含めた3/5ナンバー乗用車(軽自動車は除く)全体では41万4633台で、前年同月比は98.6%。3カ月ぶりに前年を下回った。3ナンバーの普通乗用車は18万7411台、前年同月比106.5%と9カ月連続のプラスだが、5ナンバーの小型乗用車が22万7222台、前年同月比92.9%と2カ月連続のマイナス。5ナンバーの小型乗用車は「ホンダ フィット」や「マツダ デミオ」など昨年モデルチェンジしたニューモデルは好調な売れ行きだが、「トヨタ カローラ」が3ナンバーの「ルミオン」を除くと前年同月比78.3%、「日産 キューブ」も83.5%など従来の量販車種が落ち込んだのが響いたようだ。

 輸入車を除く国産乗用車は38万5134台(日産デュアリスの輸入分1268台含む)で前年同月比は99.2%。月間ランキングではトップ3のフィット、カローラ、「トヨタ ヴィッツ」は前月と変動ないが、2月に主力のロイヤル/アスリートがモデルチェンジした「トヨタ クラウン」が前月12位から4位にジャンプアップ。日産勢も「セレナ」、「ティーダ」、「ノート」が5、6、7位につけるなど好調をキープしている。ただメーカー合計では日産、ホンダ、スバル、スズキが前年を上回ったものの、トヨタが95.8%と4カ月連続で前年割れとなり、全体を押し下げる形となっている。商用車を含む軽自動車はメーカー合計でマツダ以外が前年同月比マイナスで、全体でも92.5%と12カ月連続で前年を下回った。特に乗用車部門が全体で90.9%と低調。ニューモデルの投入が期待されるところだ。

 また輸入乗用車は海外メーカー製が2万8252台で前年同月比91.8%と5カ月連続のマイナス。日本メーカー製(日産デュアリス分含む)輸入車を加えても3万767台で前年同月比94.7%と2カ月連続のマイナスとなった。海外メーカーブランド別乗用車ランキングはVW(フォルクスワーゲン)が3カ月連続のトップで、2位BMW(MINIを除く)、3位メルセデス・ベンツ、4位アウディ、5位MINIと順当にドイツ勢が上位を占めた。しかしアウディ以外は前年割れで、依然として厳しい販売状況が続いている。

■ココも気になる! その1 クラウンロイヤル/アスリートが1万435台と絶好調!

 昨年、世界生産台数で初のナンバー1に輝いたトヨタグループ(ダイハツ、日野含む)だが、トヨタ単体で見ると、国内乗用車販売市場で大苦戦。2005年から3年連続で年間合計販売台数の前年比がマイナスとなっていて、昨年も94.3%とマイナス。2004年当時155万台強売れていたトヨタ製乗用車は、昨年136万台強で、2005年に立ち上げられたレクサスブランドを含めても約140万台と、約15万台も落ち込んでいるのだ。もちろん国内のクルマ市場そのものが低迷している影響でもあるのだが、国内シェアトップのトヨタとしては本意ではないだろう。

 そこでトヨタでは昨年から続々とニューモデルを投入する一方、不人気車種を整理し、ラインナップを再編成。今年も2月のクラウンロイヤル/アスリートをはじめ、「アルファード」のモデルチェンジや新型上級ミニバン、さらに先日のジュネーブショーで話題を集めた超コンパクトカーの「iQ」の投入など積極的に新車攻勢を展開する予定だ。

 そのトップを飾ったクラウンロイヤル/アスリートだが、2月は販売日数が少なかったにもかかわらず4894台と、5月発売予定のハイブリッドを除いた月間販売目標4700台をクリア。そして3月は1万435台(マジェスタなどを含めたクラウン全体では1万2040台)と快調な売れ行きとなっている。発売1カ月間の受注状況でもロイヤル約1万2000台、アスリート約9600台、ハイブリッド約2400台となっていて、トヨタの看板車種とはいえ、見事なスタートダッシュといえそうだ。まだまだトヨタの販売力は他を圧倒するパワーがあるだけに、スバルとの提携強化で明らかになった小型FRスポーツなど、トヨタの今後に期待したい。

■ココも気になる! その2 世界で巻き起こる業界再編成の荒波が日本の輸入車市場にどう影響するか?

 今年1月に発表した日本円で28万円という超低価格車「ナノ」で大きな話題を集めたインドのタタが、3月にジャガーとレンジローバーを買収した。タタはインド財閥のひとつで、自動車メーカーのタタ・モーターズをはじめ、製鉄会社のタタ・スチール、電力会社のタタ・パワー、ソフトウェア会社のタタ・コンサルタンシー・サービスなどを展開する企業グループ。ジャガー、レンジローバーとも開発部門や工場なども含めての買収となったようで、当面は大きな変化はない模様だが、今後の展開が注目される。

 また日産がクライスラーとのOEM(相手先ブランド供給)契約を発表。日産がティーダベースの「ヴァーサセダン」をクライスラーに供給し、クライスラーが南米市場に投入。またクライスラー主導の新型低燃費小型車を日産の追浜工場で生産し、クライスラーブランドとして世界市場で販売。さらにクライスラーが日産向けにフルサイズピックアップトラックを供給することなどが合意された。

 日産とクライスラーのOEM契約は日本の輸入車市場に直接的な影響はなさそうだが、世界のクルマメーカーが生き残りをかけて大きく動いていることは間違いない。4月1日からプジョー・ジャポンとシトロエン・ジャポンが統合され、プジョー・シトロエン・ジャポンとして活動をはじめた(販売ネットワークはプジョー、シトロエンとも独立して運営される)が、ジャガー、レンジローバーの今後も含め、日本の輸入車市場も大変革時期を迎えるかもしれない。

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