home>カービュー マーケットウォッチ(2007年12月度)

プレスリリースPress Release

プレスリリースPress Release

カービュー マーケットウォッチ(2007年12月度)

2007年12月28日

 自動車総合サイト「carview.co.jp」を運営する株式会社カービュー(本社:東京都中央区、代表取締役:松本 基)は、社団法人 日本自動車販売協会連合会が公表する「月間登録台数ランキング」をもとに、日本国内における自動車マーケットの動きを独自分析する。

ニューモデルが好調で、国産乗用車が2カ月連続で前年を上回る!
11月順位 10月順位 動向 モデル名 メーカー名 台数
1 (3) フィット ホンダ 18,138
2 (1) カローラ トヨタ 15,348
3 (2) ヴィッツ トヨタ 12,716
4 (5) ヴォクシー トヨタ 8,367
5 (4) マークX トヨタ 7,091
6 (6) ノア トヨタ 7,004
7 (8) パッソ トヨタ 6,681
8 (11) セレナ 日産 6,398
9 (9) エスティマ トヨタ 5,921
10 (7) プリウス トヨタ 5,532
11 (12) クラウン トヨタ 5,271
12 (10) デミオ マツダ 5,159
13 (14) ステップワゴン ホンダ 5,036
14 (17) ウィッシュ トヨタ 4,418
15 (16) ラクティス トヨタ 4,343
16 (13) ティーダ 日産 4,322
17 (19) スイフト スズキ 4,137
18 (18) アルファード トヨタ 4,133
19 (22) ヴァンガード トヨタ 4,050
20 (20) ノート 日産 3,909

※社団法人 日本自動車販売協会連合会調べ
※輸入車および軽自動車を除く

カービュー編集部の独自分析: ■ニューモデルが好調で、国産乗用車が2カ月連続で前年を上回る!軽自動車は8カ月連続のマイナス、輸入車は7カ月連続のプラスに

 今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した11月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車を含めた3/5ナンバー乗用車(軽自動車は除く)全体では25万8805台で、前年同月比は106.6%と、2カ月連続で前年を上回った。これは10月にモデルチェンジした「ホンダ フィット」が1万8138台と軽自動車の「スズキ ワゴンR」をも上回るダントツの売れ行きとなったほか、トヨタの「カローラルミオン」4242台、「マークXジオ」4198台、「ヴァンガード」4050台やマツダの「デミオ」5159台など、ここ数カ月内にデビューしたニューモデルが好調に売れたためだ。とはいえ、3ナンバーの普通乗用車は11万9870台、前年同月比117%と5カ月連続でプラスだが、5ナンバーの小型乗用車は13万8935台、前年同月比99%と、マイナス幅は小さくなったものの22カ月連続のマイナス。軽自動車(乗用車のみ)も10万5684台、前年同月比88.5%と8カ月連続のマイナスが続いているだけに、国内市場完全復調というには、いま一歩といった状況だ。

 輸入車を除く国産乗用車は23万7205台で前年同月比は106.6%。ただトヨタ、ホンダ、三菱以外はメーカー合計の前年同月比がマイナスなのが気がかりだ。月間ランキングではフィットが2006年9月以来のトップとなり、トヨタ カローラ(アクシオ、フィールダー、ルミオン、スパシオの合計)が2位、3位は「トヨタ ヴィッツ」。このほか前月トップ10圏外に落ちた日産勢の中から、「セレナ」が前年同月比116%で8位と盛り返してきたのが注目される。8カ月連続で前年を下回った軽自動車は商用車を含めると、マツダを除いてメーカー合計の前年同月比がマイナス。全体の2008年見通しもマイナス予想となるなど、依然として厳しい状況が続いている。

 輸入車は海外メーカー製のみでは1万8581台で前年同月比97.2%に落ち込んだが、「日産 デュアリス」など日本メーカー製輸入車が3019台で同266.9%と好調をキープし、全体では2万1600台で同106.6%と7カ月連続のプラスとなった。海外メーカーブランド別乗用車ランキングではVW(フォルクスワーゲン)が2カ月連続のトップ、2位BMW(ミニを除く)、3位メルセデス・ベンツ、4位MINI、5位アウディとなったが、MINI以外は前年同月比がマイナス。1〜11月の全体の前年同期比は100.9%とプラスだが、予断を許さない状況といえそうだ。

■ココも気になる! その1新車ラッシュが功を奏し、4カ月連続で前年を上回ったトヨタだが…

 トヨタは2007年5月以降、「ヴォクシー/ノア」、「プレミオ/アリオン」、「イスト」、「ヴァンガード」、「ランドクルーザー200系」、「マークXジオ」、「カローラルミオン」と怒涛の新車ラッシュを敢行。ヴォクシー/ノアがそれぞれの月間販売目標5000台を大きく上回る売れ行きになったほか、ヴァンガードやマークXジオ、カローラルミオンも月間販売目標をクリアし、トヨタ全体では4カ月連続で前年同月比がプラスと、一気に復調傾向となった。これで7月末時点で88.9%まで落ち込んでいた前年同期比も94.7%に回復。2007年1年間では前年割れは避けられないものの、5%程度のマイナスに収まりそうだ。

 そんなトヨタだが、世界市場では好調に推移。アメリカ・カナダの北米エリアやヨーロッパに加え、中国などでも販売台数が大きく伸び、2007年全体で10%程度のプラスになる見通し。トヨタ、ダイハツ、日野のトヨタグループ全体の生産台数では、アメリカのゼネラルモータース(GM)を抜いて、初の生産台数世界一を達成しているが、販売台数では僅差のバトルになっていて、これは2008年1月の両社の発表を待つしかなさそうだ。

 2008年のトヨタは年初にセダン系では主力モデルとなっている「クラウン」をモデルチェンジ。その後もイギリス生産の「アベンシス」や上級ミニバンの「アルファード」などの投入が予定されている。2007年後半の勢いをキープしたまま、国内市場を席巻できるか、今後の動向も注目される。

■ココも気になる! その2ドイツ車御三家の苦戦を尻目にポルシェが前年同期比114.8%と2ケタの伸び!

 日本メーカー製を含めた輸入車全体(乗用車のみ)では前年を上回っているが、海外メーカー製ブランドだけを見ると、1〜11月の前年同期比94%と低迷している。市場をリードするドイツ車御三家、VW、BMW、メルセデス・ベンツも前年同期比は94.3%、96.1%、92.7%といずれも前年割れといった状況だ。

 そんな中で、好調な売れ行きとなっているのがポルシェだ。11月単月では339台で前年同月比100.3%だが、累計では3778台で前年同期比114.8%と2ケタの伸びとなっている。ポルシェの輸入元として、ポルシェジャパンが設立されたのが10年前。そのとき年間4000台を中期の販売目標としていたのだが、2007年は見事に達成できそうな勢いだ。その原動力になっているのが、日本では4月から納車が始まった第2世代「カイエン」だ。2006年末にマイナーチェンジを受け、全エンジンを直噴化するとともに、V6が3.6リッター、V8が4.8リッターに拡大されたカイエンは、ポルシェジャパン単月最高記録となった6月には528台のうち262台と、「ボクスター/ケイマン」の119台、「911」の147台を上回り、ほぼ半数を占めるほどの人気モデルになった。

 カイエン人気は世界的な傾向で、直近4カ月間では前年比76%アップの1万3400台と、911の1万800台、ボクスター/ケイマンの6500台を上回っていて、ポルシェ全体の約44%を占める結果となっている。ポルシェは先日公開された駆動システムのハイブリッドモデルや、4ドア/4シーターのグランツーリスモ「パナメーラ」の投入を予定するなど、さらなる販売拡大路線を展開。ポルシェファンのみならず、気になる存在になりそうだ。

Site Map