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プレスリリースPress Release

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カービュー マーケットウォッチ(2007年11月度)

2007年11月30日

 自動車総合サイト「carview.co.jp」を運営する株式会社カービュー(本社:東京都中央区、代表取締役:松本 基)は、社団法人 日本自動車販売協会連合会が公表する「月間登録台数ランキング」をもとに、日本国内における自動車マーケットの動きを独自分析する。

トヨタが大きく伸び、国産乗用車が2カ月ぶりに前年を上回る!
10月順位 9月順位 動向 モデル名 メーカー名 台数
1 (1) カローラ トヨタ 13,569
2 (3) ヴィッツ トヨタ 11,369
3 (2) フィット ホンダ 8,336
4 マークX トヨタ 7,929
5 (5) ヴォクシー トヨタ 7,885
6 (6) ノア トヨタ 7,392
7 (16) プリウス トヨタ 6,062
8 (10) パッソ トヨタ 5,924
9 (9) エスティマ トヨタ 5,414
10 (7) デミオ マツダ 5,100
11 (4) セレナ 日産 4,772
12 (24) クラウン トヨタ 4,514
13 (8) ティーダ 日産 4,398
14 (14) ステップワゴン ホンダ 4,057
15 (17) ストリーム ホンダ 3,988
16 (21) ラクティス トヨタ 3,968
17 (22) ウィッシュ トヨタ 3,940
18 (19) アルファード トヨタ 3,903
19 (12) スイフト スズキ 3,821
20 (11) ノート 日産 3,419

※社団法人 日本自動車販売協会連合会調べ
※輸入車および軽自動車を除く

カービュー編集部の独自分析: ■トヨタが大きく伸び、国産乗用車が2カ月ぶりに前年を上回る!軽自動車は7カ月連続のマイナス、輸入車は6カ月連続のプラスに

 今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した10月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車を含めた3/5ナンバー乗用車(軽自動車は除く)全体では23万4029台で、前年同月比は105.5%。5ナンバーの小型乗用車は12万2346台、前年同月比90.7%と21カ月連続のマイナスだが、3ナンバーの普通乗用車が11万1683台、前年同月比128.4%と4カ月連続でプラスとなったことで、全体でも2カ月ぶりに前年を上回った。特にトヨタは「ヴォクシー/ノア」、「プレミオ/アリオン」、「ヴァンガード」、「ランドクルーザー」、「マークX ジオ」、「カローラルミオン」と続いた新車攻勢が実を結び、メーカー計が3カ月連続のプラス。10月は前年同月比111.8%と2ケタの伸びとなり、乗用車全体を牽引する結果となった。

 輸入車を除く国産乗用車は21万5106台で前年同月比は104.8%。トヨタ以外でもマツダ111.4%、三菱121.1%と2ケタのプラスになり、全体を押し上げた。月間ランキングでは13カ月連続トップの「トヨタ カローラ(アクシオ、フィールダー、ルミオン、スパシオの合計)」、2位「トヨタ ヴィッツ」、3位「ホンダ フィット」とトップ3の顔ぶれに変化はないが、「トヨタ マークX」が9月に発売された「ジオ」が5118台と好調に売れ、セダンと合わせて7929台で4位にジャンプアップ。「トヨタ プリウス」も6062台で前月16位から7位にアップと好調をキープし、トヨタ勢がベスト10圏内に8モデルと大躍進だ。

 軽自動車は10万1857台(乗用車のみ)で前年同月比は92.2%と7カ月連続のマイナス。メーカー合計ではスズキは前年同月比100%(プラス14台)、ダイハツ104.4%、マツダ105.3%と前年を上回っているが、ホンダ79.1%、日産80.1%、三菱58.4%、スバル70.9%と大幅減。スズキ、ダイハツの2強と他メーカーの差は開くばかりだ。

 輸入車は「日産 デュアリス」など日本メーカー製輸入車(乗用車のみ3341台)はもちろん、海外メーカー製(同1万5582台)のみでも2カ月連続で前年を上回り、全体では1万8923台で113.9%と6カ月連続のプラスとなった。海外メーカーブランド別乗用車ランキングではVW(フォルクスワーゲン)が2カ月ぶりにトップ、2位はBMW(ミニを除く)で、前月トップだったメルセデス・ベンツは3位に後退した。相変わらずドイツ車御三家が圧倒的な強さだが、3ブランドとも1〜10月の前年同期比は93%、96.3%、92%とマイナスが続いている。ここ2カ月の復調の波に乗り、どこまで挽回できるか注目していきたい。

■ココも気になる! その1新型フィットが発売後2週間で約2万台の受注!初代に続く大ヒットとなるか?

 ホンダは昨年、軽自動車の年間トータルは115%と前年を上回ったものの、国産乗用車は2年連続で前年割れ。それも前年比89.3%と2ケタのマイナスとなってしまった。「オデッセイ」の大ヒット以来、すっかりミニバンに軸足を置いたモデル構成となっているが、オデッセイが70.3%、「ステップワゴン」が85.3%と低調に終わり、ミニバン系では7月にモデルチェンジした「ストリーム」だけが前年を上回るという散々な結果だったのだ。

 そんなホンダの主力モデルとなったのが「フィット」だ。2001年6月に登場した初代は翌7月には1万6588台で月間ランキング2位。この年の1〜6月累計ではトヨタ カローラ&ヴィッツが1、2位だったが、3、4、5、7位にストリーム、トヨタ エスティマ、ステップワゴン、オデッセイが並ぶ、まさに3列シートミニバン全盛期。さらにトヨタ イプサムがモデルチェンジ直後で月1万台以上も売れていただけに、フィットのスタートダッシュは目を見張るものがあった。結局、2001年は10万4298台で年間ランキング6位、そして翌2002年は25万790台でホンダ車として初めて年間ランキングトップに輝いた。その後も2003年18万2285台、2004年14万9503台、2005年12万5894台、2006年10万1793台と常に年間10万台以上売れるロングセラーモデルに成長。ヨーロッパやアメリカにも順次輸出され、世界累計で200万台以上も販売された。それだけに今回の2代目のスタイルはキープコンセプトとなったが、室内の使い勝手や走りは確実にバージョンアップ。受注も発売後2週間で約2万台と好調だ。

 なかでも10・15モード走行燃費24km/リッターを実現した「1.3G」が全体の41%と大人気。メーカーオプションではHDDナビ(リアカメラ付き)が34%とコンパクトカークラスでは装着率が高いのが特徴だ。月間販売目標は1万2000台と強気のフィット。どこまで数字を伸ばすか、今後も要チェックだ。

■ココも気になる! その2メーカーばかりでなく、インポーターの業務提携も本格化?

 1990年代後半から一気に進んだ自動車メーカーの提携。21世紀初頭には、GMグループ(GM、フィアット、サーブ、スズキ、スバル、いすゞ)、フォードグループ(フォード、ジャガー、アストンマーティン、ランドローバー、ボルボ、マツダ)、ダイムラー・クライスラーグループ(メルセデス・ベンツ、クライスラー、スマート、三菱)、VWグループ(VW、アウディ、ベントレー、ランボルギーニ)、BMWグループ(BMW、ミニ、ロールスロイス)、トヨタグループ(トヨタ、ダイハツ、日野)、ルノー/日産グループなどが出来上がった。

 ところがここ数年、特にアメリカビッグ3(GM、フォード、クライスラー)の販売不振により、破談話が表面化。GMグループではフィアット、スズキ、スバル、いすゞが資本提携を解消し、ダイムラー・クライスラーはついにはグループを解体(スマートのみ残ったが)。さらにはフォードもジャガー、ランドローバーの売却を表明する事態となっている。

 そうした中、10月にはダイムラーとフィアットが提携交渉を進めていることが報じられた。これはどうやら資本提携というより、共同開発や生産統合を目指す、いわゆる「足りないところを補い合う提携」になりそうだが、それだけ世界の自動車業界全体が厳しい状況にあるのだろう。

 国内のインポーター(輸入車ディーラー)も同様で、プジョー・ジャポンとシトロエン・ジャポンが業務統合を検討中との報道もあった。両社はフランスでは親(プジョー)子(シトロエン)関係(PSAグループ)を築いており、すでに日本でも新車整備センター(VPC)は1カ所に集約している。それを販売店は独自に展開するものの、部品供給や物流などのバックヤード業務を統合して、効率化目指すということらしい。プジョーは前年同期比82.5%、シトロエンも97.1%と伸び悩んでいるだけに、今後の動向は予断を許さない。

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