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プレスリリースPress Release

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カービュー マーケットウォッチ(2007年9月度)

2007年9月28日

 自動車総合サイト「carview.co.jp」を運営する株式会社カービュー(本社:東京都中央区、代表取締役:松本 基)は、社団法人 日本自動車販売協会連合会が公表する「月間登録台数ランキング」をもとに、日本国内における自動車マーケットの動きを独自分析する。

“新車効果”で3/5ナンバー乗用車が26カ月ぶりに前年を上回る!
9月順位 8月順位 動向 モデル名 メーカー名 台数
1 (1) カローラ トヨタ 7,385
2 (2) ヴィッツ トヨタ 7,382
3 (3) フィット ホンダ 6,386
4 (6) ヴォクシー トヨタ 6,022
5 (9) ノア トヨタ 5,682
6 (8) パッソ トヨタ 5,096
7 (7) セレナ 日産 5,023
8 (5) デミオ マツダ 4,939
9 (4) エスティマ トヨタ 4,851
10 (14) ティーダ 日産 4,540
11 (19) プリウス トヨタ 4,156
12 (22) プレミオ トヨタ 4,025
13 エクストレイル 日産 3,726
14 (20) スイフト スズキ 3,718
15 (12) ウィッシュ トヨタ 3,633
16 (13) ステップワゴン ホンダ 3,629
17 (15) アルファード トヨタ 3,578
18 (23) ノート 日産 3,474
19 (16) ラクティス トヨタ 3,310
20 (21) クラウン トヨタ 3,247

※社団法人 日本自動車販売協会連合会調べ
※輸入車および軽自動車を除く

カービュー編集部の独自分析: ■“新車効果”で3/5ナンバー乗用車が26カ月ぶりに前年を上回る!輸入車も4カ月連続のプラスだが、軽自動車は5カ月連続のマイナスに

 今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した8月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車を含めた3/5ナンバー乗用車(軽自動車は除く)全体では19万465台で、前年同月比は100.8%と、26カ月ぶりに前年を上回った。ナンバー別では5ナンバーの小型乗用車は9万9916台で前年同月比86.6%と依然として19カ月連続のマイナスが続いているが、3ナンバーの普通乗用車が9万549台で前年同月比123.7%と2カ月連続のプラスとなり、全体を押し上げた。

 輸入車を除く国産乗用車は17万2555台で前年同月比は100%。僅か32台だが、ニューモデルが順調に売れたことで前年を上回る結果となった。メーカーごとの合計では「デリカD:5」が好調の三菱が5カ月連続のプラスのほか、トヨタが17カ月ぶりに前年同月比103.7%、スズキも2カ月ぶりに105.5%と前年を上回った。トヨタは5月に「レクサスLS600h」を投入した以降、6月「プレミオ/アリオン」と「ヴォクシー/ノア」、7月「イスト」、8月「ヴァンガード」と次々にニューモデルを投入。特にヴォクシー/ノアは絶好調で、月間ランキングも4、5位に順位を上げた。このほか11カ月連続トップの「トヨタ カローラ(アクシオ、フィールダー、スパシオ、ランクスの合計)」をはじめ、2位「トヨタ ヴィッツ」、3位「ホンダ フィット」とトップ3は6カ月連続で同じ顔ぶれに。7月5日にモデルチェンジした「マツダ デミオ」は7月6440台、8月4939台と発売後2カ月平均で月間販売目標5000台をクリアし、ランキング8位と4カ月連続のトップ10入りとなっている。

 軽自動車は8万7092台(乗用車のみ)で前年同月比92.1%と5カ月連続の前年割れ。メーカー合計ではスズキが13カ月ぶりに、日産は4カ月連続で前年同月比がプラスとなったが、9カ月連続で前年を上回っていたダイハツが96.1%、ホンダとスバルが67%、69.7%と大幅なマイナスとなり、全体の下落傾向を食い止められなかった。

 輸入車は、日本メーカー製輸入車として集計される「日産 デュアリス」が発売以来3カ月連続で月間販売目標2000台を上回る2492台と好調。この分が純増となり、全体で1万7910台(貨物車は除く)、前年同月比109.2%と4カ月連続で前年を上回った。ただ海外メーカー製のみでは1万4265台で前年同月比94.6%と依然として苦戦。2008年モデルが投入される9月以降の盛り返しが期待される。海外メーカーブランド別乗用車ランキングでは2カ月連続でVW(フォルクスワーゲン)がトップ、2位メルセデス・ベンツ、3位BMW、4位アウディ、5位ミニ、6位ボルボ、7位プジョーの順(月間販売台数500台以上)だが、VW、BMW、ミニは前年同月比がマイナスになるなど、メーカーによって勢いに差があるのが注目される。

■ココも気になる! その1デュアリス、エクストレイルの好スタートで日産が復調傾向に!

 99年に就任したカルロス・ゴーン社長主導の包括的な再建計画「日産リバイバルプラン」でV字回復を実現し、引き続き02年から始まった3カ年計画「日産180」で01年当時の全世界年間販売台数100万台増を達成した日産。国内販売でも04年9月から05年5月にかけて「ムラーノ」、「ティーダ(ラティオ)」、「フーガ」、「ラフェスタ」、「ノート」、「セレナ」と矢継ぎ早にニューモデルを投入し、05年は年間販売台数75万9727台で前年比102.2%と上昇気流に乗ったかに見えた。

 ところがその後の国内市場全体が伸び悩んだこともあり、昨年は前年比83.2%と低迷。月ごとの前年同月比でも23カ月連続でマイナスが続いている。とはいえ、今年は5月に発売したイギリス生産の「デュアリス」が好調な売れ行きで、8月はデュアリスの2492台を加えると、3万3665台で前年同月比105.7%と前年を上回っている。さらに8月22日にモデルチェンジした「エクストレイル」も前年同月比298.8%と好スタート。発売後1カ月の受注状況も1万140台と月間販売目標2000台の5倍超という好調な売れ行きになっている。

 このデュアリスとエクストレイル、ボディタイプで言えば、ともにミドルクラスのSUVだが、初期受注の売れ筋を見ると、しっかり売り分けられているのがわかる。例えばデュアリスはFFと4WDが53:47とFFが多いのに対し、エクストレイルは9.6:90.4と圧倒的に4WDが売れている。ユーザー年齢層でもデュアリスは50歳代が27%と一番多いのに対し、エクストレイルは30歳代が24.9%でトップ。この2台でミドルクラスSUVマーケットをがっちり押さえているのだ。そして東京モーターショーではいよいよ「GT-R」が世界初公開。今後の日産の躍進から目が離せそうにない。

■ココも気になる! その23シリーズが好調に売れたBMWだが、M.ベンツの追撃をかわせるか?

 昨年の海外メーカーブランド別乗用車年間販売台数ランキングでは4万9014台で、VW、メルセデス・ベンツに次いで3位となったBMW。今年は一昨年モデルチェンジした「3シリーズセダン」に「クーペ」や「カブリオレ」が追加されたこともあり3シリーズ全体が好調だ。1〜6月の車種別累計では3シリーズが1万2236台でトップをキープ。他車が伸び悩むなか、前年同期比も108.4%と前年を上回る売れ行きとなっている。

 ただBMW全体では8月は前年同月比78.7%、1〜8月の前年同期比でも95.4%と前年を下回っている。これは海外メーカー製輸入車全体の傾向で、8月時点の累計でトップのVWも前年同期比は91%、3位M.ベンツも88.6%とマイナスなのだ。とはいえM.ベンツは売れ筋の「Cクラスセダン」を6月にモデルチェンジ。このため前年同月比は7月108.8%、8月103.3%と2カ月連続のプラスで、累計ではBMWに245台差まで迫っている。

 もちろんBMWも6月に「X5」をモデルチェンジし、「5シリーズセダン&ツーリング」をマイナーチェンジ。また8月には「M3」を6年ぶりにモデルチェンジし、3シリーズセダンの特別仕様車「323i M-Sport Limited Edition“Emotion”」を投入するなど、積極的な拡販施策をとっている。さらに秋にはヨーロッパで発売される「1シーリズ・クーペ」も意外と早い時期に日本に投入されるかもしれない。今年は全世界市場で1〜8月の前年同期比106.7%となる81万1388台を販売するなど好調なBMWだけに、日本市場向けモデルの動向も要注目だ。

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