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プレスリリースPress Release

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カービュー マーケットウォッチ(2006年9月度)

2006年11月10日

 自動車総合サイト「carview.co.jp」を運営する株式会社カービュー(本社:東京都中央区、代表取締役:松本 基)は、社団法人 日本自動車販売協会連合会が公表する「月間登録台数ランキング」をもとに、日本国内における自動車マーケットの動きを独自分析する。

15カ月連続のマイナスと9カ月連続プラス、「2極分化」の流れ止まらず!
9月順位 8月順位 動向 モデル名 メーカー名 台数
1 (3) フィット ホンダ 11,068
2 (2) カローラ トヨタ 11,028
3 (1) ヴィッツ トヨタ 10,796
4 (17) ストリーム ホンダ 10,187
5 (5) セレナ 日産 8,940
6 (10) ノート 日産 8,604
7 (4) エスティマ トヨタ 8,052
8 (12) ティーダ 日産 7,974
9 (18) キューブ 日産 7,116
10 (6) ウィッシュ トヨタ 7,091
11 (7) ステップワゴン ホンダ 6,566
12 (14) ヴォクシー トヨタ 6,386
13 (8) デミオ マツダ 6,377
14 (15) ラクティス トヨタ 6,307
15 (9) パッソ トヨタ 6,222
16 (16) アルファード トヨタ 6,169
17 (11) クラウン トヨタ 5,751
18 (24) レガシィ 富士重工 5,646
19 (19) マーチ 日産 5,631
20 (20) スイフト スズキ 5,150

※社団法人 日本自動車販売協会連合会調べ
※輸入車および軽自動車を除く

カービュー編集部の独自分析: ■3/5ナンバー国産乗用車は15カ月連続のマイナス軽自動車は9カ月連続プラスで「2極分化」の流れ止まらず!

 日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した9月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず3/5ナンバーの国産乗用車は全体で27万3611台(日本メーカーブランドのみ)となり、前年同月比は90.6%。これで15カ月連続のマイナスだ。ナンバー別前年同月比では3ナンバーの普通乗用車が93.9%、5ナンバーの小型乗用車は89.5%で、5ナンバー小型乗用車は前月と同レベルだが、3ナンバー普通乗用車のマイナス幅は5.6%も大きくなってしまった。

 メーカー別ではスズキ、ダイハツ以外は前年を下回り、トヨタを除く日産、ホンダ、マツダ、スバル、三菱は2ケタの大幅なマイナス。日産、ホンダ、マツダ、スバルは1〜9月の前年同期比も2ケタのマイナスと、いっこうに復調の兆しが見られない状況だ。とはいえ9月19日に発売されたレクサス待望のフラッグシップ「LS」は429台と、ほぼ月間販売目標1300台ペースを確保し、発売後1カ月で受注は約1万2000台を達成。今すぐオーダーしても納車は来年2月以降という好調さだ。また7月にモデルチェンジした「ホンダ ストリーム」も9月は1万187台で月間販売目標5000台の2倍強となるなど、新型車種は目標を上回る売れ行きだ。10月は「三菱 パジェロ」、「トヨタ カローラ&オーリス」、「ホンダ CR-V」とニューモデルが相次いだだけに、復調のきっかけとなることが期待される。

 次に軽自動車だが、乗用車だけを見ても、13万7747台で107.3%と9カ月連続のプラス。商用車を含めた全体では18万4156台(前年同月比105%)となり、前月に続き、単月で9月の過去最高を記録した。ただスズキは軽自動車減産の影響か、2カ月連続で前年同月比がマイナス。メーカー合計でも2カ月連続でダイハツに抜かれた。そのダイハツは10月5日にモデルチェンジした「ムーヴ」がモデルチェンジ直前の9月も前年同月比130.7%となる1万4210台も売れるなど絶好調。9月時点の累計でスズキとの差が1万7062台あるが、新型ムーヴも順調な立ち上がりといわれているだけに、年間(1〜12月)は難しくても、年度(4〜翌3月)では悲願の「軽自動車トップ」もかなうかもしれない。

 また輸入車は海外メーカー製乗用車が2万4398台で前年同月比96.5%。前年同期比では100.4%と前年を上回っているが、単月では3カ月連続のマイナスだ。乗用車ブランド別ではメルセデス・ベンツが5807台で1年ぶりにトップとなり、2位は4811台でBMW、3位は4416台でVW(フォルクスワーゲン)とドイツ御三家は好調をキープ。同じドイツ車でもアウディが前年同月比74.8%(1700台。輸入車月間ランキング4位)と5カ月連続のマイナス、ボルボも96%(1253台。同5位)で9カ月連続のマイナスと、中位メーカーは苦戦している。

■ココも気になる! その1eKワゴンがモデルチェンジで復活!これで三菱が上昇気流に乗れるか?

 三菱がリコール隠し問題で大打撃を受けたのは2004年。この年の年間合計の前年比は3/5ナンバーの乗用車57.5%、軽自動車75.8%と大きく落ち込んだ。しかし昨年、約29カ月ぶりの新型車となる「アウトランダー」が好調に推移し、3/5ナンバー乗用車は100.3%と、なんとか下落傾向を食い止めた。ただ軽自動車はニューモデルもなく95.1%と苦戦が続いていた。そこで今年は1月に斬新なデザインを採用した「i(アイ)」を投入。さらに9月13日、主力モデルの「eKワゴン/eKスポーツ」をモデルチェンジと攻勢に出た。ところがアイはデビュー当初こそ月間販売目標5000台を上回る売れ行きだったが、4月以降はやや伸び悩んでしまう。

 それだけにeKワゴン/eKスポーツの出足が注目されたが、発売2週間で6329台の受注を集め、9月単月では新旧含め1万711台となり、軽自動車月間ランキング4位(前月16位)にジャンプアップした。新型の受注内容はeKワゴン88%、eKスポーツ12%。eKワゴンでは軽自動車初の電動スライドドア装着車、MSとGSが62%と好評を博している。これで9月は3/5ナンバー乗用車、商用車、軽自動車を合わせたブランド別合計でも6位(前月8位)にアップ。このまま上り調子となるか、今後も要注目だ。

■ココも気になる! その2ニューモデル積極的投入で6年連続年間トップを狙うVW!

 昨年6月に輸入車ブランド初となる累計輸入台数100万台を達成するなど、常に日本の輸入車マーケットをリードしてきたVW。年間販売台数でも5年連続のトップ。主力モデルの「ゴルフ」は11年連続トップと、日本における輸入車No.1ブランドとして確固たるポジションを築き上げている。今年も1月に「ジェッタ」、3月に「パサート」、8月に「クロスポロ」と積極的にニューモデルを展開。さらに「ポロ」に1.6スポーツライン、1.4トレンドラインを追加し、「トゥアレグ」をマイナーチェンジするなど既存モデルにも着実にテコ入れ策を打ってきた。それだけに9月時点の乗用車累計で4万1360台とトップを堅持、前年同期比も105.4%と好調そのものだ。VWは本国ドイツをはじめヨーロッパでも好調で、1〜6月の上半期では12.7%アップの286万6000台を記録している。

 この勢いに乗って、10月にも装備を充実させながら価格を引き下げたポロ1.4コンフォートラインを追加。そして話題のクーペカブリオレ「Eos(イオス)」を日本デビューさせるなど、あくまでも積極的だ。特に5分割式電動リトラクタブルルーフシステムを搭載したイオスはVWの新しいイメージリーダーカーとして要チェック。ヨーロッパでは今年5月の発売以来、9月までに1万5946台も売れているだけに、日本でも大いに期待できそうだ。

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