
取材協力 :プジョー・ジャポン株式会社(2001年3月8日取材)
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マイナーチェンジ
(2001年2月21日発表)
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昨年、日本市場における販売台数で、対前年比1.5倍以上の伸びを記録したプジョー。大躍進の要因となったのが206シリーズの人気であることは言うまでもないが、その206シリーズの上級グレードであるXT PremiumとXSがマイナーチェンジを受けた。
両車に搭載される1.6リッターエンジンはSOHCからDOHCに変更。エンジンの軽量化とともに20馬力のアップを実現している。加えて、両車に待望のATが追加されたほか、ラグジャリー仕様のXT Premiumには後輪にディスクブレーキが追加されるとともにタイヤサイズも変更。一方スポーツモデルのXSは、タイヤが14インチから15インチに変更され、後輪にディスクブレーキを新採用。ほかにもクリアレンズ4灯式ヘッドライトや革巻きステアリングホイール&シフトノブなど、お兄さん格である2.0リッターエンジン搭載のS16が採用している装備をそのまま移植したカタチになっている。また、206のすべてのモデルについて、リアシートの中央席にもヘッドレストと3点式シートベルトの装備が標準化されるなど、今回のマイナーチェンジによってその魅力はさらに増したといえる。
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これまでの206のなかで一番売れていたのは1.4リッターのAT車だった。そこに1.6リッターのAT車が登場したのだから、要チェックである。外観上の一番の違いはフロントバンパー。1.6リッターでは存在感のあるバンパーにフォグランプが埋め込まれ、粋な顔立ちになっている。
排気量の違いはわずか200tだが、体感するパワーの違いは明らか。とくに2000回転あたりから加速しようとアクセルを踏んだときのトルク感が違う。一瞬もたつく1.4リッターに比べ、1.6リッターはなんなくボディを前に押し出してくれ、とにかく中低速域でのトルクの差を見せつけられる思いである。
ATは反応がよく、学習機能が付くため、積極的に走れば走るほど心地よい回転上昇を楽しむことができる。しかも、スポーツモードを選べば各ギアで高回転をキープしてくれるため、ワインディングがこれまた楽しいのだ。
タイヤサイズが175/65Rから185/65Rになり、コーナーでの動きも安定した。そして、全体的にボディ剛性が高くなっているような気がする。ただ、広報担当に聞いてみても「なにが違うというわけではないのですが」とのお答え。売れているクルマは改良を加えられ、自然に成長していく好例といえる。
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XSの販売価格は旧型に比べて4万円アップ。しかし装備の充実にはそれ以上の価値がある。
革巻きのステアリングは、握った瞬間に気づくほど太め。もちろん、パワーアシストもXT-Premiumに比べると重めに設定され、スポーツを意識させる。
試乗したMT車は、シフトのストロークが大きく、腕を伸ばす感じでチェンジしなければならないが、これはこれで腕の長いフランス人の世界をかいま見る思いで楽しい。パワーアップしたエンジンに支えられ、ワインディングでの走りは軽快。かなり硬めのサスペンションが路面の凹凸を的確に伝え、いかにもスポーティーで遊べるクルマという雰囲気である。
2.0リッターのS16もパワーがあって楽しいが、エンジン(ボディの前部)が軽い分、ステアリングの応答性はXSもかなりいい。しかもATありだから、206ファンにとってはたまらない存在といえるだろう。
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