自動車のことならcarview

アルファロメオ アルファ 156GTA
取材協力 :フィアット オート ジャパン株式会社 (2002年7月9日取材)
※それぞれの写真をクリックすると拡大表示します

緊急試乗レポート アルファロメオ アルファ 156GTA
アルファロメオ アルファ 156GTA
車種追加
(2002年6月27日発表)
 
レポート 岡崎 五朗
写真 中野 英幸
アルファロメオ アルファ 156GTA クルマ総合カタログ
アルファロメオ アルファ 156GTA 新車 見積もり

アルファロメオ アルファ 156GTA プロフィール
 ニッサン・ファンが“GT-R”というネーミングに特別な感情を抱いているように、アルフィスタにとって“GTA”というネーミングには格別な思いがある。“GTA”というネーミングを冠したアルファ・ロメオが初めて登場したのは1965年のこと。ジュリアスプリントGTをベースに徹底的な軽量化を施したジュリアスプリントGTAは、欧州のツーリングカーレースで連戦連勝。そして、伝説的な存在となった。その後、一部のレーシングカーや少量生産モデルに使われたことはあったが、正式なカタログモデルとして“GTA”の名を冠したモデルが販売されるのは実に37年ぶりのことである。
 本国にはセレスピード仕様やスポーツワゴンのGTAもあるが、日本に導入されるのは6速MTのセダンのみ。価格は544万円と、2.5リッターのV6ユニットを積むノーマルモデルに対して149万円高となる。一見高いように思えるが、今年の日本への割り当て台数はわずか250台。また、実際に乗ってみると149万円の差に十分納得できるばかりか、「安い!」とさえ感じた。なぜなら、156GTAはBMWのM3(800万円)と対等に渡り合えるだけのドライビング・プレジャーを秘めているからだ。


決してレーシングカー・ライクではない内外装
 “GTA”という特別なネーミングを持つモデルにしては、外観は比較的おとなしく仕上がっている。通常モデルと比べて、フロントバンパーのエアインテーク面積が大きくなっていたり、ワイドタイヤ(2.5リッターV6の205/55R16に対して225/45R17)を収めるべくフェンダーが若干張り出していたり、また、サイドスカートの装着やディフューザー状のリアバンパーなど、それなりの演出はしているものの、レーシングカー・ライクという表現が相応しいほどのルックスではない。むしろ、オリジナルデザインの美しさをスポイルしないよう、機能上でどうしても必要な部分だけを慎重にモデファイしたといった印象だ。

 インテリアにも同じことがいえる。サイドサポートが張り出したハイバックタイプの本革シートとアルミ削りだしタイプのペダル類を除けば、ノーマル156との違いはほとんどない。それどころか、デュアルゾーン式フルオートエアコンやBOSEサウンドシステムなどが標準装備となるインテリアには、ゴージャスな雰囲気さえ漂っている。同じ“GTA”とはいえ、軽量化のために余分なものをすべて剥ぎ取った、かつてのジュリアスプリントGTAとは、まったくコンセプトが異なることを実感できる空間である。事実、軽合金の使用を含め、156GTAには軽量化にこだわった形跡は見られない。それは数字を見ても明らかで、2.5リッターV6モデルに対してウェイトは60kg重くなっているのだ。
 この件に関してアルファ・ロメオは、「エンジンのパワーアップによってパワーウェイトレシオは小さくなっている」という、レトリックじみたコメントをしている。“GTA”と名乗るからには、せめてボンネットぐらいはアルミにして欲しかった・・・・・・、そんな考えすら脳裏をよぎる。しかし、実際に乗ってみて、不満は100万光年の彼方に飛び去ってしまったのだった。
アルファロメオ アルファ 156GTA アルファロメオ アルファ 156GTA アルファロメオ アルファ 156GTA アルファロメオ アルファ 156GTA


官能的な走り味はM3と互角以上の勝負

アルファロメオ アルファ 156GTA 166やGTV/スパイダーの3リッターエンジンをベースにストロークを延ばし、3.2リッター化されたV6DOHC24バルブエンジンは、低回転域では豊かなトルクを、高回転域ではパンチの効いたパワーフィールを楽しませてくれる。スムーズさも文句なしだ。しかし、このエンジンの一番の魅力は速さやスムーズさといった表層的なものではない。ガソリンと空気の混合気がシリンダー内で爆発し、それがピストンを押し下げる・・・・・・、そんなエンジンのメカニズムを伝えてくる有機的な鼓動感や艶のある回転フィール、一流の調律師によって整えられたかのような素晴らしいサウンドなど、人間の感覚に訴え掛けてくる性能が抜群に素晴らしいのだ。スペックではM3に及ばないものの、官能性では互角以上の勝負をしているといってもいいだろう。

 足回りも想像以上に優秀だった。試乗する前は、「FFで果たして250psを消化できているのか?」という疑問を拭い去れなかったが、156GTAは強大なパワーをしっかり路面に伝えてくれた。しかも、ハイパワーエンジンを積んだFF車に付き物のトルクステアはほぼ完璧に抑え込まれているし、乗り心地の設定やロードノイズの抑え込みもビックリするほど高いレベルにあった。そう、156GTAは、マニュアルであることを除けば(クラッチは十分軽い)、毎日の通勤に使っても何ら問題のない快適性の持ち主なのである。
 ワインディングロードにステージを移すと、ノーマルに対しアルファロメオ アルファ 156GTAて20%クイック化されたステアリング・ギアレシオが小気味よいフットワークを楽しませてくれる。驚いたのは、クイックなのに針の穴を通すような正確性も兼ね備えている点だ。カチカチと決まる6速MTを駆使して素晴らしく官能的なエンジンをブン回しつつ、コーナーをミズスマシのように駆け抜けていく時の気分はもう最高である。繰り返すが、今年分の日本割り当て台数は250台のみ。少しでも興味を引かれたなら、今すぐにでも本サイトの“見積もりサービス”をクリックし、ディーラーとコンタクトを取った方がいいだろう。



愛車無料査定
1. クルマの種類を選択してください
2. 郵便番号を入力
-
企業情報プレスリリースIR採用情報広告掲載アフィリエイト加盟 車査定会社一覧加盟店募集ヘルプ利用規約carview トップページ
© 2012 Carview Corporation All rights reserved.
本サイトは株式会社カービューによって運営されています。 掲載されている情報はメーカー各社により予告なく変更される場合がございますのでご注意ください。
カービューおよびみんカラの名称、ロゴマークは、株式会社カービューの登録商標です。Webサイト上のロゴ等の知的財産権は権利者に帰属します。
株式会社カービュー 東京都公安委員会許可 第301050408070号