
取材協力 :スズキ株式会社(2001年6月13日取材)
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マイナーチェンジ
(2001年5月24日発表)
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| このエブリィ・ランディやダイハツ・アトレー7、三菱タウンボックス・ワイドなどは、そのスタイリングや車名からもお分かりのように、軽ワンボックスをベースにエンジンやバンパーを拡大して普通車登録とし、6〜7人分のシートを与えた(軽自動車の乗車定員は4名以下というの規定)クルマである。いわば「世界最小のミニバン」といえるジャンルだ。「150万円以下で買える7人乗り」というと、トヨタ・スパシオや三菱ディオンの下級モデルもその範囲内だが、基本的にはこれら軽ベースのワンボックスが主力だ。 今までエブリィ・プラスと呼ばれていたスズキの小型ミニバンは今回の大幅なマイナーチェンジを機に、車名が「エブリィ・ランディ」と改められた。外観で新デザインのクロームメッキグリルや大型バンパーを採用したことに加えて、ダッシュボードを一新して左右ウォークスルーが可能な「インパネシフトAT」を採用。さらにTVCMでもおなじみの電動オートステップをはじめとしてカップホルダーや2列目テーブルなど細部に至るまで使い勝手の向上を図っている。 |
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走りに関する部分もきちんと手が入っている。1.3リッターエンジンは時代に合わせて「☆☆〜優−低排出ガス」のクリーン化とともにトルクがアップ。さらに静粛性と走りの質感向上をねらって、マウントやブッシュ、スタビライザーなども変更されている。
スズキの主張によれば、とくに静粛性に関しては力を入れたそうで「巡航時にフロントシートとサードシートの間で普通に会話ができること」を目標として開発・熟成をしたという。その効用は実際にも感じられ、加速時の勇ましさはともかく、一定速度で走っている限りは「お、なかなか」と、この種のクルマとしては意外に思えるほどの仕上がりといえる。
とにかく最小限のサイズで最大限の室内空間を追求した超小型ワンボックスゆえ、1台のクルマとして見ると、幅がせまくて重心が高い。だから走りもそれなり……と考えるべきで、コーナリングを楽しむタイプではない。そういうものと割り切ればキチンとよく走るし、少なくとも商用ユースの軽ワンボックスよりずっと安定している。
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エブリィの最大のライバルはズバリまったく同じ成り立ちの7シーター、ダイハツ・アトレー7だ。ともに全長約3.7mの7人乗りという独特のジャンルだけに、駐車スペースや家族構成の関係で「これでなければダメ」というユーザーが全国に確実に存在するのは事実。興味のない人はまったく興味が持てないジャンルだが、必要な人には絶対に存在価値があるクルマなのだ。
アトレーが2-3-2というシート配列であるのに対して、エブリィ・ランディはセカンドが独立キャプテンシートの2-2-3という独特のレイアウトになる。これについては「2列目に人が座っていたり、チャイルドシートを取りつけた場合でも、サードシートにそのままアクセスできる」というスズキのコダワリだ。つまり「普段乗る人数が4人なのか5人なのか?」で、エブリィとアトレーの使い勝手に大きな差が出るから、スズキかダイハツかどちらを選ぶかの決め手になる部分だろう。
また、エブリィは最近では珍しくなりつつあるキャブオーバー・レイアウト(前席のお尻の下にエンジンがある)で、現代のミニバンとしては床が高めだ。しかも、7人というとたいがい小さな子どもやお年寄りが含まれることが多いから、今回新たに装備された電動オートステップは非常に嬉しい装備といえる。普通の大人でも大荷物を抱えたりしていると、そのありがたさが実感できると思う。
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