自動車のことならcarview

ボルボ S60
取材協力 :ボルボ・カーズ・ジャパン(2002年7月31日取材)
※それぞれの写真をクリックすると拡大表示します

緊急試乗レポート ボルボ S60
ボルボ S60
車種追加
(2002年7月3日発表)
 
     
写真 中野 英幸
ボルボ S60 クルマ総合カタログ
ボルボ S60 新車 見積もり

プロフィール
ボルボ S60 メルセデス・ベンツC180(5速AT)が395万円、BMW318i(5速AT)が368万円、アウディA4 2.0(マルチトロニック)が362万円、そして、ジャガーXタイプの2.0 V6(5速AT)が365万円・・・・・・。これらはどれも、輸入プレミアム・サルーンのエントリーモデルとして人気の高いモデルだが、競合ひしめくそのマーケットに、ボルボがとっておきの1台を投入した。今回試乗したS60シリーズの新グレード、“S60 ” Entryがそれである。車両本体価格は365万円。これまでの廉価モデル“S60”よりもさらに30万円安い設定だが、魅力的な価格もさることながら、ライバルに対する一番のアドバンテージは、堂々たるボディと余裕あふれる2.4リッターユニットの搭載。そもそも、ボルボの最上級モデル、S80シリーズと基本的に同じボディを採用するS60は押し出しの強さが売り。なかでもS60 Entryは、『できるだけ安く買って、できるだけ高く見られたい』という、消費者のわがままな欲望に応えてくれるサルーンである。しかも、期間限定、台数限定ではなく、その気になればいつでも購入可能なカタログモデルというあたりも、アンチ・ドイツ車党の心をくすぐるに違いない。


充実した装備の数々!?

 S60 Entryのボディサイズは、全長4575mm、全幅1815mm、全高1430mm、ホイールベース2715mm。カタログに記載された数値を見ると、いかに大柄であるかを思い知らされるが、実車を前にすると、フロントノーズやリアの絞り込みが効いているせいか、ミディアム・サルーンにありがちな鈍重な印象は全くない。いや、それどころか、Aピラーからルーフ、そして、Cピラーへと続くラインが綺麗な弧を描いた姿を見ると、ボルボが"クーペルック"と主張するのにも頷ける。しかも、今回の試乗車、この車格にしては珍しく、鮮やかなクラシック・レッドのボディをまとっていたこともあり、とにかく、4ドアサルーンでありながら、重厚感と若々しさが見事に融合。これなら、女性にも歓迎されるに違いない、と思えた。

 さっそく、ボディをひと回りして既存モデルとの違いを探ってみたが、このクルマがS60シリーズの最廉価版であることを知らせるものは何ひとつない。もっとも、“S60” なんていう余計なエンブレムが添えられていたなら、オーナーは真っ先に取り去るだろうが、そのあたりの消費者心理はボルボも承知。ボディ同色バンパーやドアミラー、アルミホイールを与えることで、安っぽさを全く感じさせないクルマに仕上げてあった。
 そして、歓迎すべきは、充実したオプション。EBO(Early Buying Offer)パッケージとしてセットにされた特別装備は、CD/MD付きハイパフォーマンス・オーディオシステム、15インチ・アルミホイール(Argon/6.5J×15)+195/65R15サイズタイヤ、本革シート、運転席パワーシート、本革巻きステアリングホイールという構成。これだけの内容が、パッケージ価格25万円で手に入るのも驚きだが、内装だけをグレードアップしたいという人のために、レザー・パッケージなるものまで用意されている。こちらは、本革シート、運転席パワーシート、本革巻きステアリングホイールの組み合わせで、パッケージ価格20万円とのこと。EBOとの価格差がわずか5万円ということから考えると、前者の方が圧倒的に割安だが。しかも、アクセサリー・パッケージ(スタイリング・パッケージ/シティ・パッケージ/レジャー・パッケージ)なども、他のS60と同様、このエントリーモデルにも設定されており、そのどれもが装備品の単品価格を足した金額より、大幅に安いセット価格で提供されているのだ。

ボルボ S60 ボルボ S60 ボルボ S60 ボルボ S60


大胆なボディーにも関わらず走りは軽快

ボルボ S60 今回登場したS60 Entryは、これまでの廉価モデル“S60”よりもさらに30万円安い価格設定、と前述した。ただ、前項でご紹介した25万円のEBOパッケージを奮発した場合、車両価格の差は5万円に狭まってしまう。となると、当然のことながら、今度はS60 EntryとS60 2.4で基本性能にどれだけの差があるのか、が気になってくる。

同じ2.4リッターユニットながらS60 Entryは140馬力、対するS60 2.4は170馬力。だが、結論から申し上げると、S60 Entryを市街地、高速道路、ワインディングロードと試してみて、非力を体感するには至らなかった。同じステージで2台を厳密に乗り比べてみたわけではないが、30馬力のパワー差を感じるのは、高速道路での追い越し加速、もしくはワインディングロードの、たとえば上りコーナーを立ち上る瞬間などに限られよう。つまり、S60 Entryの動力性能にとりたてて不満はない、ということだ。
確かに、堂々たるボディを引っ張るためのパワーユニットが140馬力仕様だと聞けば、大半の方々が走りに対する期待を捨て去るところだろうが、S60 Entryはそうした先入観を見事に打ち砕いてくれる。とりわけ発進時、もっと細かくいえば0〜20m加速に重ったるさのないところに好感が持てる。右足の動きに敏感に反応するというわけではないが、アクセルペダルを踏めば、踏み込んだ量なりの加速を示してくれる。期待通りのスピードで車体を押し出してくれるため、発進のたびにイラつき、ストレスが溜まることがない。


ボルボ S60 そして、もうひとつ特筆すべきは、乗り心地のよさであろう。試乗車にはEBOパッケージに含まれる15インチ・アルミホイール+195/65R15タイヤが装着されていたが、スタイリッシュなデザインでもインチアップされていないため、ソフトな乗り味が楽しめる。ワインディングロードをけっこうなスピードで攻め込むと、さすがにタイヤの横剛性不足を感じるが、プレミアム・サルーンという本来のキャラクターを考えれば、やはり市街地での乗り味を優先すべき。そう考えると、この足回りのセッティングで十分な気がする。

ボルボ S60

愛車無料査定
1. クルマの種類を選択してください
2. 郵便番号を入力
-
企業情報プレスリリースIR採用情報広告掲載アフィリエイト加盟 車査定会社一覧加盟店募集ヘルプ利用規約carview トップページ
© 2012 Carview Corporation All rights reserved.
本サイトは株式会社カービューによって運営されています。 掲載されている情報はメーカー各社により予告なく変更される場合がございますのでご注意ください。
カービューおよびみんカラの名称、ロゴマークは、株式会社カービューの登録商標です。Webサイト上のロゴ等の知的財産権は権利者に帰属します。
株式会社カービュー 東京都公安委員会許可 第301050408070号