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アウディ A8
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レポート : 斎藤 聡
写真 : 小林 俊樹

取材協力 : アウディジャパン株式会社
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アウディ A8
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アウディ A8 課題・まとめ
 さて、A8にとっての課題とはなんだろう? ひとつ気になったのは、19インチ装着車の乗り心地。ボクは18インチ車に試乗したのだが、19インチに試乗した人から、空気圧が高いような突上げの硬さがあったという声を聞いた。実際に19インチに試乗していないのでなんとも言えないが、よりコンフォータブルに、しっとりした乗り味を求めるなら18インチ車のほうがお勧めなのかもしれない。19インチは、よりドライブを楽しむ人向きということなのだろう。

 もうひとつ気になったのは、街中などで感じたクルマの大きさ。もちろん大きいのだから当たり前なのだが、リヤウインドウ越しの視界は案外狭く、バックするとき多少気を遣う必要があった。出来ればバックビューモニターが装備できるとこのストレスは大幅に軽減するのではないかと思う。

 とはいえそれらは末節の部分で、素直でレベルの高い操縦性と圧倒的に優れた安定性、フラットに保たれるボディコントロール、口当たりは良いが高いパフォーマンスを持ったエンジン、静粛性の高い室内、品のあるインテリアなど、幹となるA8本来の出来は素晴らしいものだったと結論付けることができる。

 同時にこのクルマは後席だけに乗るためではなく、あくまでも運転をすることを目的に買うべきクルマなのだということを強く感じた。もし後席にしか乗らないのであれば、A8の魅力の半分も味わうことは出来ないだろう。蛇足ながら付け加えておくと、今回の試乗会で、幾度か他の新型A8とすれ違う場面に遭遇したが、存在感があるのに威圧感がまるでなく、それはある種のインテリジェンスさに繋がり、洗練されたスマートさといった印象を受けたのだった。
 
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