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緊急試乗レポート トヨタ カローラ ランクス/アレックス
トヨタ カローラ ランクス/アレックス
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トヨタ カローラ ランクス/アレックス
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レポート : 佐野 弘宗
写真 : 中野 英幸

取材協力 : トヨタ自動車株式会社
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トヨタ カローラ ランクス/アレックス
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トヨタ カローラ ランクス/アレックス
トヨタ カローラ ランクス/アレックス
トヨタ カローラ ランクス/アレックス 評価すべき点
 1.5リッター、そして2種類の1.8リッターという計3種類のエンジンで5種類のグレードがそれぞれに用意されるカローラ・ランクス/アレックスだが、今回は足回りを大きく変えた最速グレードのZエアロツアラー/RS180にマトを絞って試乗してみた。

 注目のサスペンションは従来型より10mmローダウンするとともに、バネレートを50%もアップしているのだという。ここまで締め上げればさすがにハンドリングは素晴らしくリニアになるはずだが、ただバネレートを引き上げただけでは、ご想像のとおり乗り心地も悪化してしまう。もともとランクス/アレックスの2ZZ-GE搭載車は乗り心地とハンドリングのバランスレベルは非常に高かったが、その50%増しと聞けば“もはやサーキット専用車”と想像してしまうほどのレベルである。しかし、実際の新しいZエアロツアラー/RS180の乗り心地は意外なほど良く、またガチガチに締め上げたサスペンション特有の路面変化に過敏な扱いづらさもほとんど感じられない。

 トヨタのエンジニア氏は“それがパフォーマンスダンパーの効果です”という。ボンネットを開くとちょうどストラットタワーバーのように横たわる(リアにも後席後方の床面に設置されている)パフォーマンスダンパーだが、これはサスペンションのショックアブソーバーと基本的に同じ構造を持っており、ストラットバーのように静的なボディ剛性を向上させるものではない。また、同氏のお話しでは、公道での実走行時ではこのパフォーマンスダンパーのストロークはミリ単位にも達しない程度のもので、その作動が肉眼で確認できるようなものでもないそうだ。

 そんなパフォーマンスダンパー(ヤマハ発動機が開発、供給する)はしかし、絶大な効果を発揮する。新しいランクス/アレックスは強烈に締め上げたスポーツサスペンション特有のリニアでクイックな非常に気持ちのいいハンドリングでありながら、走行中のボディ変形に“粘り”を与えることで、乗り心地は明らかに向上した……というか鋭い突き上げや急激な挙動変化を防いでくれるから、この種のハードなサスチューニングによる不快感が見事に押さえ込まれているのだ。さらに、刻々と状況が変化する一般道では、外乱に対してシビアになりすぎない安心感も絶大だ。“市販車のスポーツモデルとは、こうあるべきものだと思いますよ”というトヨタ・エンジニア氏の言葉には私も同意見である。

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