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スズキ スイフト スポーツ

レポート : 佐野 弘宗
写真 : 小林 俊樹
市 健治

取材協力 : スズキ株式会社
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スズキ スイフト スポーツ プロフィール
 わが国のスズキが今、WRC(=世界ラリー選手権)で大活躍を演じていることをご存知だろうか。もっとも、それは総合タイトルを争うWRカークラスではなく、1.6リッター自然吸気のFFマシンで争われるスーパー1600クラス、通称“ジュニアWRC”である。このクラスは1600ccまでのNAエンジンを搭載する市販車ベースのFFで、エンジン性能やコストなどが厳しく制限される。またワークスが直接エントリーすることも禁止されており、要するに将来のトップドライバーの育成を目的としたクラスだ。スズキは昨シーズンから、このスーパー1600クラスにイグニス(日本名スイフト)を投入している。もちろん完全なワークス体制ではないが、スズキ伝統のイエローにペイントされたマシンは人呼んで“イエローブレット=黄色い弾丸”。参戦2年目となる今シーズンは4台のイグニスがエントリーし、初戦モンテカルロでの5位を皮切りに、続くトルコで2位と4位、そして6月のギリシアでは完走6台中で2〜4位に3台入賞……と尻上がりに調子を上げている。

 こうしてヨーロッパを中心にスポーツイメージを強めているスイフト(=イグニス)だが、わが日本ではこれまで、正直にいって“軽自動車(Kei)ベースで安価なのが売りのコンパクト”というイメージ以上のものはなかった。しかし今回、スズキはスイフトにそのジュニアWRCをイメージさせるスポーツモデルを追加した。それも、既存モデルに適当なスポーティパーツを組み込んだだけのお手軽モデルではない。エンジンも専用、ボディも専用……という本格派で、その名も“スイフト・スポーツ”という。兄貴分のWRCが市販車とはかけ離れた“WRカー”で争われることを考えれば、“本物のラリーマシンとの共通点”という意味では、その“レプリカ度”はスバル・インプレッサ以上といってもいい。
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