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レポート : 曽宮 岳大
取材協力 : 日本ゼネラルモーターズ株式会社
※各写真をクリックすると拡大表示します
ベクトラワゴンは、“荷物をいっぱい積めてこそワゴン”と言わんばかりに、基本に忠実に作られたオペルのミディアムクラスワゴンだ。5人乗り状態で530リッター、リアシートを畳んだ2人状態なら最大1850リッターまで拡大できる荷室を持っており、積載能力なら同じクラスのステーションワゴンにはまず負けそうにない。それこそひとつ上のクラスに匹敵するほどのスペースが確保されているのだ。
ベクトラシリーズは、
セダン
、
GTS
、
シグナム
がすでにデビューしており、今回のワゴンの登場で全4モデルが出揃ったことになるが、どれもコンセプトがはっきりと打ち出されているのでそれぞれの違いは明確。まず基本となるセダンがあって、それにベースにスポーティな味付けが施されたのがGTS。セダンのホイールベースを延長し、後席の足元にゆとりが与えられたシグナム。そしてワゴンは、シグナムと同様にロングホイールベース・デザインとしながら、さらにリヤオーバーハング(リヤタイヤより後ろ側のボディ)が延長され、後席足元と荷室の両方がセダンより広くなっている。セダンとワゴンでここまでボディ設計を変えてくるメーカーは珍しい。
オペルがベクトラワゴンの開発にあたり、ボディをここまで徹底的に拡大した理由のひとつには、先代までオペルの最上級モデルであった
オメガ
が生産中止になったということも関係しているのかもしれない。つまり新型ベクトラワゴンでは、これまでオメガワゴンでカバーしていたユーザーにも納得してもらえる内容が求められるわけで、そのためにはやはりクラスを超えた広さや使い勝手が求められる。で、オペルはそれをベクトラワゴンで達成した。
ベクトラワゴンはいまやオペルを代表する、ワゴンのフラッグシップなのだ。
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