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ボルボ XC-90 試乗レポート
  ニューモデル(2003年1月20日発表)
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ボルボ XC-90

レポート : 岡崎 五朗
写真 : 中野 英幸

取材協力 : ボルボ・カーズ・ジャパン
※各写真をクリックすると拡大表示します
ボルボ XC-90
ボルボ XC-90
ボルボ XC-90
ボルボ XC-90 エクステリア・インテリア
 全長×全幅×全高4800×1900×1780oという堂々たるサイズを誇るボディは、SUVらしい力強さに溢れている。しかし、従来のSUVと異なるのは、近くにいても押し潰されるような威圧感を感じないことだ。

 クリア感の強いヘッドランプやグランドピアノのような形状のリアコンビランプ、美しいウインドウグラフィックなど、洗練されたディテールの数々が必要以上の迫力を中和しているといった印象である。唯一、厚みのあるフロントグリルと、中央がV字型に盛り上がったボンネットフードだけは骨太な印象を与えるが、フロントグリル下部には乗用車のバンパーと同じ高さにセットされたクロスメンバーが内蔵され、万が一事故が起きても相手のクルマへのダメージを最小限に抑える構造になっている。

 また、フロントフード下には8cmの空間が確保され、これがクッションの役目を果たすことによって歩行者へのダメージも抑える仕組みだ。このあたりは実にボルボらしい配慮だと思う。

 インテリアは“シンプルなのに暖かみがある”という典型的なスカンジナビアンデザイン。レザーやウッドだけでなく、細かい樹脂パーツにいたるまで実に丁寧に仕上げられている。多彩なシートアレンジメントもXC90の魅力のひとつだ。中央にチャイルドシートを内蔵したセカンドシートは高級サルーン並みの座り心地とスペースをもち、さらにその後方には170cm級の大人でも無理なく座れるサードシートが備わる。サードシートはワンタッチできれいに収納可能。この状態でも荷室空間は広大だが、セカンドシートを折りたためばさらに大きな荷室空間が表れる。サードシートをもつSUVは他にもあるが、快適性においてXC90のサードシートは文句なしにトップレベルである。
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