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レポート : 佐野 弘宗
写真 : 中野 英幸
取材協力 : シトロエンジャポン
※各写真をクリックすると拡大表示します
先ごろ日本上陸した
VWゴルフ・トゥーラン
の例を出すまでもなく、今ではヨーロッパでもすっかり定番ジャンルとなったモノスペースワゴンだが、その草分けはずばり1996年春にデビューした
ルノー・メガーヌセニック
である。そのセニックの大ヒットに続く形で、1999年にオペルが3列7人乗りの
ザフィーラ
を、そして2000年にルノーと同じフランスのシトロエンがクサラピカソを発売した。
このように、今回(やっと)日本発売が実現したクサラピカソは、急速増殖中の欧州モノスペースのなかでも早期にデビューしたモデルだ。その成り立ちは同じくフランスのセニックに酷似しており、同社のCセグメント量販モデルである
クサラ
をベースに広大な室内空間を与えている。シートレイアウトは初代セニックと同様に2列5人乗りで、後席が3脚独立の脱着式+タンブル収納なのもこの種の欧州モノスペースでは一般的なもの。
ヨーロッパでもあっという間に群雄割拠の状態となった小型モノスペースのなかで、ピカソのエンジニアリングにおける最大の特徴は、2760mmというベースのクサラよりじつに22cmも延長された長大なホイールベースだろう。ちなみに、クサラがデビューした時点でのライバルだった初代セニックはハッチバックと同寸の2580mm、オペル・ザフィーラ(=
スバル・トラヴィック
)は7人乗り専用設計でありながら2695mmである。さらに本国でフルチェンジされたセニックIIは2685mm(ハッチバックの6cm増し)、VWトゥーランは2675mm(ゴルフVの10cm増し)……と、どちらも7人乗りバージョンが用意されるにもかかわらず、ホイールベースは5人乗り専用設計のクサラピカソより短い。また、そのぶんピカソのボディが大きいわけではなく、4280mmというピカソの全長は同クラス欧州モノスペースのなかでも最もコンパクトな部類に入る。
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