国土交通省が定めた、自動車の燃料消費を測定する方法のこと。今まで一般的に使われていた、10・15モードに代わり、2006年に制定されたものである。すでに2007年7月から、準備が整った車両からカタログへの表記が始まっているが、2011年4月以降は、すべての自動車のカタログにJC08モードでの燃費表記が義務付けられる。
さまざまな走行パターンを設定して燃費を測定するという点では、従来の、10・15モードと同じだが、JC08モードはより実際の走行パターンに近い方法で行なわれる。ある車両での計測では、10・15モードの場合は走行距離4165m、最高速度70km/h、平均速度22.7km/h、走行時間は9分ほどであったが、JC08モードでは走行距離8182m、最高速度81.6km、平均速度24.4km/h、走行時間20分であった。、10・15モードよりも加減速などの設定も、より厳しいものとなっている。
また、JC08モードの大きな特徴は、スタート直後のエンジンが冷えた状態、いわゆる「コールドスタート」の測定が加えられたことである。エンジンが冷えていると燃料も濃くなり、必然的に燃費が悪化する。その結果、同じ車種でもJC08モードの燃費は10・15モード燃費より1割ほど悪化すると言われている。
なぜこのように測定方法を変えるのかというと、カタログ上の燃費と実際に走行したときの燃費の数字がかけ離れている、ということを防ぐためだ。以前は60km/h定地燃費といって、60km/hの一定速度で走行して燃費を測定していたが、当然ながらこれでは実際の走行燃費よりもはるかによい数字となってしまう。そこで実際の走行パターンを取り入れた、10・15モード燃費に切り替えられたのだが、それをさらに推し進めたのがJC08モードということになる。今後、電気自動車や燃料電池車が普及するようになったら、また新たな燃費(電費?)測定方法が必要となってくることだろう。