年明けのデトロイトショーで話題をさらったプリウス派生車×2モデルのうち、まずはワゴン版「プリウス v」の公式フォトを大量アップ。北米では今夏から販売がスタート、日本への導入時期は未定だが、Xデーは予想よりも早くなる可能性がある。ちなみに国産ハイブリッドのもう一方の雄であるホンダからは、3月に「フィットワゴン・ハイブリッド」が導入される予定。どうやら2011年のハイブリッド戦線は、「ワゴン」が熱くなりそうだ。
年明けのデトロイトショーで話題をさらったプリウス派生車×2モデルのうち、まずはワゴン版「プリウス v」の公式フォトを大量アップ。北米では今夏から販売がスタート、日本への導入時期は未定だが、Xデーは予想よりも早くなる可能性がある。ちなみに国産ハイブリッドのもう一方の雄であるホンダからは、3月に「フィットワゴン・ハイブリッド」が導入される予定。どうやら2011年のハイブリッド戦線は、「ワゴン」が熱くなりそうだ。
■ワゴンとしての“多様性”を纏う
車名の「v」がversatility(=多様性)を意味する「プリウス v」。そのボディサイズは、全長4615×全幅1775×全高1575mm、ホイールベース2780mm。プリウス(写真6・左)と比較すると、155mm長く、30mmワイドで、85mm背が高く、ホイールベースは80m延長されている。
エクステリアはプリウス伝統の「トライアングルシルエット」を継承しながら、ワゴンらしい伸びやかさや室内のゆとりを表現。写真からも見て取れるように、後席のゆとりやラゲッジ容量はプリウスの比ではなく、ワゴンとしての高い機能性が期待できる。ルーフには熱の遮断性に優れるという樹脂製パノラマルーフをトヨタ車で初めて採用した。Cd値は0.29(プリウスは0.25)。
水平基調のインパネでは、ステアリングと対になっているシルバー加飾が印象的。ここにはシフトレバーやエンジンスタートボタン、電動パーキングボタンなどが一列に並べられていて、操作性の面からもプラスの効果がありそう。中央の送風口が3つに増えたエアコンシステムは最新型で、温度・風量・モードの切り替えがひとつのダイヤルで操作できる。
6:4分割可倒式の後席はそれぞれリクライニングが可能。これなら大人でもリラックスして座れるだろう。またショーモデルや公式フォトでは2列シート仕様のみだが、日本導入時には3列シート仕様も設定されるのではと、かなり現実的な話として囁かれている。
■“諸刃の剣”対策は?
パワートレーンはプリウスと同様で、1.8リッターのアトキンソンサイクルエンジン+THSII、バッテリーもリチウムイオンではなくニッケル水素を搭載。燃費は北米参考値で40mpg(≒17.0km/L)をマークする。また安全装備はS-VSCや7個のエアバッグなどを標準で備えるほか、プリクラッシュセーフティシステムもオプション設定されるようだ。
この「プリウス v」が日本に導入されれば、確実に“プリウスファミリー”の増殖に貢献しそうだが、トヨタとしては「プリウス以外のモデルが売れない」という諸刃の剣が、さらに鋭さを増してしまう懸念も拭えないだろう。ボディサイズ的には「ウィッシュ」が被ってしまう。このあたりの販売戦略やモデル毎の住み分けにも注目したいところだ。