いよいよ登場したハイブリッドスポーツ、CR-Zの立ち上がりは上々のようだ。月販目標台数1千台に対して、発売後1ヶ月の時点での受注台数は1万台を記録。20代以下の独身ユーザーが約15%を占めるのも特徴で、この人気はホンダへの、そして新しいハイブリッドへの期待度の高さが反映されたものだろう。そして、おそらくそれはミニバンではなく、かと言ってタイプRでもない。ホンダらしいホンダ車への期待ではないだろうか。
実際、CR-Zは“かつての”クルマ好き達にとっても久しぶりに胸ときめくものとなっているようで、同世代の、違う世界の友人などからも「どう?」と聞かれることが多い。それはちょっと嬉しいことだ、自分の話でもないのに。
もちろん僕自身もCR-Zが、そういうホンダらしく、そして新しい愉しさをもったクルマに仕上がっていることを願っていた1人だ。コンセプトにはワクワクさせるものがあるし、たたずまいにも魅力があふれている。マーケット分析から生まれたのではなく、つくりたいクルマをつくったんだという匂いが何となくするのもいい。
いや、それでも本当は期待半分、不安半分だったというのが正直なところかもしれない。そして…実際に試乗して、それ自体は大いに楽しんだのだけれども、やはり一方でまだまだ物足りない! という思いも抱いてしまったのだった。