ハイブリッドは既にメジャーな存在になったけれど、未だスポーツとの結びつきに関してはホンダのCR-Zがあるのみ。だが、今回試した3台のハイブリッドは、しっかりとスポーツとの結びつきを表現していたのだった。
今回試した3台とは、ホンダファンにとってはお馴染み「無限」が手掛けたフィット・ハイブリッド、フィットシャトル・ハイブリッド、CR-Z。CR-Zはそもそもハイブリッド・スポーツだが、これがさらにスポーティになったのはもちろん、フィットおよびフィット・ハイブリッドまでもがスポーツを手に入れたのだ。では早速1台ずつ見て行こう。
まず試乗したのはフィット・ハイブリッドとフィットシャトル・ハイブリッドの2台。この2台は基本コンセプトは同じで、足回りを担当したエンジニアの方いわく、「ノーマルの直進性やハンドリングを1ランク上げると同時に、乗り心地の悪化を最小限に抑えることを考えてセッティングしました。無限が手掛けるミニバン/コンパクトとしては、ほぼこの方向性の味付けとなるので、今回の2台もそれを踏襲しています」とのこと。
具体的には「ハイブリッドカーはリアにバッテリーを置くので、サスペンションのセッティング時にはその重さを考慮しなければなりません。リアが重く低重心となるので、走りを考えたときにこれを上手くバランスさせなければならないわけです。」 という。
2台はともに実際に乗ってみると、走り出しからすぐにノーマルとは違うスポーティなテイストが盛り込まれていることを体感する。そして2台ともに、先ほど記した狙いの通りの仕上がりを見せていたのだった。
とはいえ2台は微妙に乗り味走り味が異なっているのも事実。では次のページでその違いを含めてインプレッションしていこう。