さわやかな晴天の下を走る姿が、思いっきり定着してしまっているのはテレビCMの影響だろうか。羽田発・旭川行きの機体が着陸体勢に入った頃、窓から見える豪雪風景には、どうやってもリーフの姿を重ねられなかった。しかし、それこそが今回の雪上試乗会の狙いで、「意外にもリーフは雪国に似合うんですよ」という日産からのメッセージが本当かどうかを確かめる、絶好の機会なのだった。
前々から、三菱のアイミーブも含めて北欧でEVの普及が進んでいるとは聞いていた。極寒の北欧ではもともと、クルマの凍結防止のために駐車場には電源が設置されているのが当たり前で、それがそのままEVにも使えることから、普及がスムーズだったらしい。デンマークをはじめ、政府が「脱化石燃料」を掲げていることも無関係ではないが、北欧の人たちは外出先から戻って車庫に入れたら、必ずコンセントにプラグを差し込む。その動作がすでに当たり前だったからこそ、EVを違和感なく受け容れられたのだろう。
そして日本の北海道では、現時点で約380台ものリーフがユーザーの暮らしを支え、昨年からレンタカーでも用意されているという。道内に急速充電器はまだ25カ所程度しかなく、高速道路上には設置されていないというから、ほとんどのユーザーが自宅充電で近距離での利用をしていることになる。
試乗当日の朝、旭川の気温がマイナス10℃と知って震えがきたが、ホテルのスタッフ曰く「今日は暖かい方ですよ」とのことだった。前日まではマイナス19℃くらいが続き、今年は雪もかなり多いらしい。そんな中、生まれも育ちも関東の私ときたら、雪道の運転にはお世辞にも慣れているとは言えない。果たして、どうなることやら…。