日産 リーフ ニスモRC

リーフ  ニスモRC

【 リーフ ニスモRC 】
全長×全幅×全高=4465mm×1942mm×1212mm
車両重量=925kg
駆動方式=RR
最高出力=80kW(109ps)/2730-9800rpm
最大トルク=280Nm(28.6kg-m)/0-2730rpm
バッテリー=リチウムイオン電池
総電力量=24kWh、電圧=360V
充電時間=約30分(急速充電)/約8時間(200V普通充電)

レースモードでの航続時間=20分
0-100km/h加速=6.85秒
最高速度=150km/h

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日産 リーフ ニスモRC 試乗レポート

2011/09/27 掲載
レポート:吉田 匠special blog
写真:中野 英幸

ニスモが作ったレーシングEV

 9月18日の朝のこと、日曜日だというのに日産の追浜工場に隣接するプルービンググラウンド、日産GRANDRIVEを目指して、自分のクルマを走らせた。もちろんそうしたのは僕だけではなく、多くの同業者がGRANDRIVEに集結した。その日ここでは、今年発売したニッサンのEV、リーフに関連するいくつかのイベントが開かれたからだ。

日産 リーフ  ニスモRC

リーフニスモRCの「RC」はレーシング・コンペティションの略。ボディはカー...

日産 リーフ  ニスモRC

ウィンドウは固定、大型リアウィングを装着する。 モーターは市販版と同...

 その1は、リーフを含む追浜工場の生産ラインの見学、その2が、下肢の不自由な身障者のためにつくられたリーフ ドライビングヘルパーの試乗、その3が、GRANDRIVEのコースを使った市販型リーフの試乗、そしてその4が、リーフのパワートレーンを使ってニッサンのレース車両開発部門であるNISMOが生み出したレーシングEV、ニッサンリーフニスモRCのGRANDRIVEコースでの試乗となっている。もちろんそこに集まったジャーナリストや雑誌編集者の多くが、その4のリーフニスモRCのドライビングを最大の愉しみにしていたはずで、僕自身はまさにそれが最大の目的だった。

 そこで最初にニスモRCの成り立ちを解説しておくと、以下のようになる。まずその車両コンセプトは、EVのドライビングプレジャーを訴求することにある、とされているが、これはまさにマトを得た表現だと思う。なぜなら、僕がこの日ここに来た最大の理由も、RCに乗ることでEVのドライビングプレジャーを体験することにあったからだ。

 ではそれを実現するために、RCは具体的にいかなる構成を持つクルマなのか。メインボディはカーボンモノコックとされ、その前後に鋼管サブフレームを持つ、レーシングカー式の構造が採用されている。そのモノコック中央部に位置する2座コクピットの直後にバッテリーを収め、さらにその後方にインバーターモーターとギアボックスを横置きして、後輪を駆動するというのがそのメカニズム配置である。しかもそこに搭載されるEVパワートレーン、すなわちモーター、インバーター、バッテリーは、市販型リーフ用をそのまま使うというのも、ニスモRCのポイントのひとつだろう。

 ニスモRCの具体的なスペックの数字は以下のようになる。ボディは全長4465mm×全幅1942mm×全高1212o、車重925kgで、これは市販型リーフと比べて全長が+20o、全幅が+172o、全高が−333oで、車重は市販型の1520kgから−595kgの減量になる。一方、モーターの最高出力は80kW、最大トルクは280Nmと市販型と変わらないが、ウエイト/パワーレシオは20.00kg/kWから11.56kg/kWへ、ウエイト/トルクレシオは5.71kg/Nmから3.30kg/Nmへと、劇的に向上している。しかしそれでも、ギアレシオが市販型リーフと共通なので、最高速は150km/hと、市販型と変わっていない。

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