フォルクスワーゲン ゴルフ

ゴルフ

【 TSIトレンドライン 】
全長×全幅×全高= 4210mm×1790mm×1485mm
ホイールベース=2575mm
車両重量=1270kg
駆動方式=FF
エンジン= 1.2リッター直列4気筒SOHC直噴ターボ
最高出力= 77kw(105ps)/5000rpm
最大トルク= 175Nm(17.8kg-m)/1550-4100rpm
トランスミッション= 7速デュアルクラッチ
10・15モード燃費= 17.0km/リッター
車両本体価格=257万円

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フォルクスワーゲン ゴルフ 試乗レポート

2010/03/25 掲載
レポート:清水 和夫special blog
写真:篠原 晃一

1.2リッターはTSIシリーズの最終章か

 色々と噂されていた1.2リッターのTSIがいよいよ日本に上陸する。その実力は多くの読者の想像を覆すほど「エコと使い易さ」を兼ね備えている。ゴルフに搭載されて登場するトレンドラインの1.2TSIを緊急レポートしてみよう。

フォルクスワーゲン ゴルフ

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 まずここでTSIコンセプトを改めておさらいすると、TSIは「ターボ・スパークド・イグニッション」の略であり、TDIの「ターボ・ディーゼル・イグニッション」の名前に対応したものだ。スパークド・イグニッションとはプラグ点火を意味し、ディーゼル・イグニッションは自己着火を意味している(※)。

 TSIが誕生したころVWは「DAS AUTO」というスローガンを打ち立てていた。この言葉の意味は「これこそ自動車」というシンプルで強烈なメッセージだった。そしてVWのエンジン開発部のクレプス博士は、自動車の根源たるピープルムーバーにふさわしいパワートレーンに関しては熟思の末、TSIを生みだした。

 TSIの基本的なコンセプトはエンジンの排気量をダウンサイジングし、直噴ターボで武装することで、使いやすい高トルクを得るものだ。今回ゴルフに搭載される1.2TSIはカタログスペックを見る限り必要最低限の出力しか持たないが、エンジンルームを覗くと1.4TSIとは見た目が大きく異なるではないか。そう、この1.2TSIはコストを意識して開発されたSOHC・2バブルエンジンなのだ。

 いままで世界中で高い評価を受けてきた1.4TSIと2.0TSIの最終章として1.2TSIが開発されたが、TSIのコンセプトは充分に受け継いでいる。いや、むしろこの1.2TSIこそが、TSIシリーズの最終秘密兵器であったのかもしれない。排気量を下げユーザーがダウンサイジングに慣れたころ、大本命の1.2TSIを登場させる。このVWの戦略には、世界中のユーザーが術中にハマってしまうのではないだろうか。


※編集部注 VGJによれば、VWの公式見解としては、TSIは“直噴過給エンジン”の総称です。

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