今月のエコな人 = 田中康夫さん
今月のお題 = 『ヤッシー、エコな国の在り方って何ですか?』<前編>
『GREENTALK』5回目はとうとう国会へ突撃! 作家にして現衆議院議員の『新党日本』代表、田中康夫さんのご登場だ。センセ イはいう。「エコ以前にこの国の在り方が問題だ」と。クルマのエコは道路、法律、経済、官僚システム抜きには語れない。今回はニッポンの“クルマの在り方”を根本から問う!!
【後編】に続く
小沢 なんかまるで今のサッカー日本代表みたいな話ですよね。選手はそこそこ優秀なはずなのに、全体としてはまるでダメ。不思議なくらいダメ。ここまで期待出来ないW杯も珍しくて、それってやっぱり監督なんですよ。トップがなにも指示してないからプレーヤーが好き勝手に動いてる。
田中 おっしゃるとおりだ。役職名だけは監督だけど、監督の体をなしてないということでしょう。同じ音楽、同じ楽曲を、同じホールで、同じ楽団員で演じたって、指揮者が変われば、音色は変わるわけですよ。もちろん、聴衆の反応によってもね。 政治の場合、聴衆は国民であって、例えば選挙も行かないとか、例え行ってもいいなりだとか、日本は歴史的にレジスタンス運動とか、大衆革命がないから、飼い慣らされちゃうんですよ。指揮者が悪い上に、聴衆も困ったもんだから、そこにいる楽団員、つまり努力もしない役員や地方議員の思うがままってことじゃない。
小沢 そういうことなんでしょうねぇ。
田中 例えば地方にお金をあげるのが地方分権だと言ってるけど、ちょっと違うわけですよ。制約がありすぎなヒモツキ補助金は論外だけど、考えてもご覧よ、読者の住んでる街の首長や議員や職員の顔を思い浮かべておくれ。中には少数いるだろうけど、その大半は利権と保身しか考えていないでしょ。 わかりやすい一例を挙げると、小中学校の学校図書購入費って、10年ちょっと前までは国からの補助金だったの。だから、本しか買えない。ところが、使い勝手の良い交付税にしてくれと言われて、そうしたら、どうなったと思う。全国の75%の自治体で、学校図書購入費は減少しちゃったんだよ。補助金時代と同じ予算を、交付税として国から自治体に手渡しているのに。 つまり、歴史の勉強ができねえから「参考書買うために2500円あげる」ってオヤジが言ったら、息子が「そういう補助金ではいかん」「俺の人間形成のために交付税にしてくれ」と言ったわけじゃないですか。でも、交付税にしたら参考書がラブホ代、昼間のサービス料金に化けちゃったという(笑)。 それと同じで交付税にしたらますます地方議員や地方公務員の給料が良くなって、箱物に化けちゃうってこともあり得るでしょう。だけどさ。こんな話ばっかりしてもしょうがなくないか。まあ、これも十分に意味はあるんだけど、もっと意味のある話じゃないと…
いきなり得意の鋭い論調を止めた田中康夫センセイ。結局日本はこれからどう考え、どう在るべきなのか。康夫ちゃんが語る“クルマの在り方”論はいよいよ核心へ迫る…次号を刮目して待て!!
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