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ヨーロッパ版と比べるべく、事前に借りて乗った日本版タイプR。熟成が進むK20A型2.0リッターDOHC i-VTECは旧型に比べ5ps、0.9kg-mの向上を果たして225ps/8000rpm、21.9kg-m/6100rpmに。これはヨーロッパ版に比べて、24psもパワフルで2.6kg-mもトルクフル。ボディも全く異なっており、全長4540mm、全幅1770mm、全高1430mm。全長で270mm長く、全幅で15mm狭く、全高で15mm低い。
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というのもヨーロッパ版は日本では発売されてないハッチバック・ボディがベースで全くの別物。実はプラットフォームはフィットと共有であり、生い立ちは全く違うのだ。というか国内版はモータースポーツ志向がかなり強い。ちなみに上下はヨーロッパ版のインテリア。
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 突然だが私、小沢コージは現在ドイツ・フランクフルトに“半移住”中である。毎月10日間ほどをヨーロッパで過ごし、アホみたいなクルマ漬け生活を送っているわけだが、最大の目的は語学の習得もさることながら、“クルマ漬け生活”そのもの。
 ヨーロッパにいると、どこへ行くにもクルマ、クルマで1日たりとも乗らぬ日はない。片道1000キロ以上なら飛行機だが、それ以下ならば必ずクルマを使うと言っても間違いない。まさしく毎日がミッレミリア!(1000マイルレース)。先日もホンダCR-Vでスイスのチューリッヒまで往復してしまったほどだ。
 いろんな理由があるのだろう。曰く道が整備されている、高速代がほとんどかからない、巡航がハイスピードである…。だが私は思うのだ。その実態は“ジャンキー”ではないかと。言わば“国民総運転バカ状態”。馬車からクルマ文化が始まった歴史あるヨーロッパ人は、もはやヌケられないくらいに運転にハマっている。ドイツ人は特にそれが顕著で、走るどころか作る方までパワー全開。だから500馬力、600馬力なんて凄いクルマが出てくる。
 運転というのは実は根源的にキモチいいものなのである。規制の多い日本では気付きにくいことだが、人間の本質のひとつは旅人である。どこかのサッカー選手ではないが、食欲、性欲、睡眠欲と同じように“移動欲”が、本能として眠っているのだ。
 というわけで私は、それを突き止めにヨーロッパに来た。往復10万円の激安チケットでヨーロッパに来れる今、毎月フランクフルトに通い、そこを拠点に片道1000キロ、つまり往復2000キロの“ミッレミリアテスト”を敢行しようと思っているのだ。行く先は南仏か北欧か果てまたアフリカか? チョイスするクルマは、その時々の美味しそうな最新カーだ。
00:表紙
01:ドライビング麻薬の国!人間の本質は旅人である…
02:軟弱!? ヨーロッパ版タイプR
03:“プチ”レーシングドライバー
04:ニュルで家族サービスしちゃう国
05:クルマの味わい方が変わる
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