



日本自動車販売協会連合会(自販連)や全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した6月のデータを見ると、3/5ナンバー国産乗用車の低迷と軽自動車の活況ぶりがより一層明確になってきたようだ。
まず3/5ナンバーの国産乗用車市場からチェックしていこう。全体として6月単月では24万3474台(日本メーカーブランドのみ)で、前年同月比は89.5%。前月より0.1%アップしたものの、これで12カ月連続のマイナスとなった。メーカー別に見ても、5月に発売したCOO(クー)が月間販売目標の1000台を上回り、1833台と好調だったダイハツ以外はマイナスで、特に日産とホンダは23%減、19.7%減と大きく前年を下回っている。とはいえホンダは7月13日に5ナンバー3列シートミニバン・ストリームをモデルチェンジ。ストリームは月間販売目標5000台という期待のニューモデルだけに今後の伸びに注目したいところだ。
軽自動車は乗用車全体では13万2730台で、前年同月比113.7%。6月にスバル ステラとダイハツ ソニカが発売されたこともあり、6カ月連続で前年を上回った。この軽自動車の好調さは景気の不透明感やガソリン価格の高騰などが追い風となり、コンパクトカー市場を浸食した結果。コンパクトカーが大半を占める5ナンバーの小型乗用車は1〜6月の上半期では105万470台で前年同期比94.5%と落ち込んでいるが、軽自動車は乗用車だけを見ても80万355台で前年より7.5%もアップしているのだ。ただ6月単月では軽自動車年間販売台数33年連続トップのスズキが今年初めてダイハツに抜かれ、前年同月比も3月に続いて2度目のマイナス。主力のワゴンRは月間トップと依然として好調だが、他メーカーの新車攻勢にやや押されているのが気がかりだ。
今年後半は3/5ナンバー国産乗用車ではトヨタ カローラや日産 スカイライン、ホンダ CR-V、レクサス LSなど多彩なニューモデルがデビュー予定。軽自動車でもダイハツ ムーヴや三菱 eKワゴンといった売れ筋モデルがモデルチェンジする予定で、市場動向が激変する可能性もある。今後のニューモデル情報はしっかりチェックしておきたい。

昨年、年間で192万3716台(商用車含む)と2年連続で前年を上回り、過去最高を記録した軽自動車市場。それだけに今年も各メーカーとも積極的にニューモデルを投入している。時系列に並べてみると、1月:三菱 i(アイ)、スズキ MRワゴン、2月:日産 モコ、3月:ホンダ ゼスト、6月:スバル ステラ、ダイハツ ソニカと乗用車だけでも6モデルがリリースされた。
それぞれ月間販売目標「」と月平均販売台数<>を比べてみると、i「5000台」<3978台>、MRワゴン「6000台」<6039台>、モコ「4400台」<6408台>、ゼスト「5000台」<8000台>、ステラ「5000台」<5710台>、ソニカ「2000台」<1961台>となっている。月平均販売台数には旧型が含まれていたり、発売日によって営業日数に差があったりするが、i以外(6月19日発売のソニカは7月19日現在、約5000台を受注)はいずれも目標を上回る売れ行きなのがわかるだろう。特にモコとゼストは絶好調。ともに5ナンバー車の不振を軽自動車でカバーしている状況だ。

前月5月は今年初めて前年を下回ったBMWだが、6月は好調に売れ、6011台で昨年12月以来の輸入車トップに躍り出た。2位はメルセデス・ベンツの5912台、3位はフォルクスワーゲンの5151台で、ドイツの3強はいずれも前年を上回る売れ行きとなっている。
なかでもBMWは世界的に好調で、2006年上半期は前年同期比11%アップの59万7120台(ミニやロールスロイスを含めたBMWグループ全体では8%アップの69万8470台)。特に昨年モデルチェンジした3シリーズのセダンが伸びていて、前年同期比36.9%のアップで、BMWブランド全体の43%を占めた。ただ日本では9月1日から一部モデルの値上げを発表。平均で0.9%の値上げで、金額ベースでは2〜25万円。売れ筋の3シリーズセダンは2〜6万円アップと小幅となっているものの、その影響が懸念される。
ホンダ/ストリーム
ダイハツ/COO(クー)
スバル/ステラ
ダイハツ/ソニカ
三菱/i(アイ)
日産/モコ
ホンダ/ゼスト
BMW/3シリーズ
BMW/MINI セブン、パークレーン、チェックメイト
メルセデス・ベンツ/Bクラス
フォルクスワーゲン/パサート



