今年の東京モーターショーで公開されたインスパイア・プロトが、ほぼそのままの形で新型インスパイアとしてデビューした。インスパイアは当初、日本でのアキュラブランド展開に伴ってアコードの名で販売される予定だったが、ブランド発足が2年先送りされたことで、これまで通りインスパイアとして販売されることになった。
新型インスパイアのディメンションは、全長4940mm(従来比:+85)×全幅1845mm(+25)×全高1475mm(+20)、ホイールベース2800mm(+60)と、ベース車が北米向けのアコードということもあって、レジェンドを上回るほどに車格がアップ。6角形の大型フロントグリルや鋭さを増したヘッドライト、キャビン後方を絞り込んだ流麗なリアビュー、彫刻刀で削ったようなサイドのキャラクターラインなど、ボディ全体に高級セダンらしい風格を纏ってきた。15mm低床化されている点も見逃せない。
内装のプレミアム度も合わせて向上。ブラックの革や木目を基調とした上質な室内は、インパネミドルパッドに金属感のある新素材を採用することで、先進感をも表現している。乗員それぞれのパーソナルスペースは十二分で、どのシートに座ってもくつろぎ度は高い。また、4つのゴルフバックをすっぽりと飲み込む510Lのビッグなトランクも自慢だ。
V6エンジンは3.0リッターから3.5リッターへと排気量をアップ。従来モデルを大幅に上回る280ps/34.9kg-mという余裕のパワー&トルクを手に入れるとともに、従来よりも10mm低い位置にマウントすることで、低重心化をさらに促進した。また、可変シリンダーシステム(VCM)の気筒制御を“6-3”の2パターンから、よりキメの細かい“6-4-3”の3パターンとして、実用燃費をさらに向上させている。レギュラーガソリン仕様というのも美点だ。さらに平成17年排出ガス基準75%低減レベル認定を取得するなど、クリーン性能も高めている。
ラインアップは、スタンダードな「35TL」と上級仕様の「35iL」の2種類。35iLは、本革&木目調コンビステアリングホイールやHDDインターナビシステム、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)などを標準で装備する。価格は35TLが330万円、35iLが390万円。
































