■キープコンセプトで登場
立体駐車場OKのローハイトで、ミニバンの低床化を一気に推し進めた3代目から5年、オデッセイが第4世代にフルモデルチェンジした。FCXと共通するメッキガーニッシュを装着した新型は“ヒット作の後継モデルはキープコンセプトで”というホンダのセオリーに漏れず、先代のコンセプトをほぼそのまま継承しての登場となった。
■より長く、より低く、エモーショナルに
全長4800mm×全幅1800mm×全高1545mm×ホイールベース2830mm。先代と比較した場合、30mm長く、5mm低く、全幅とホイールベースは変わらない。デザイン面ではアイポイントとなるガーニッシュをはじめ、サイドにブリスターフェンダー風の抑揚をつけるなど、先代よりエモーショナルが使われている。
1220mmの室内高は変わらず、室内長は60mm拡大。2列目シート座面裏を削り込むなど3列目シートの足元やひざまわりスペースも拡大し、後席ドアの開口部も広げられた。また、Aピラーを細めて後退させることで視界を改善するなど、地道ともいえるブラッシュアップが各所に施されている。2-3-2のシートは全席で前方視界が確保できるよう、V字に配列。荷室も拡大し、スペアタイヤを廃して荷室床下のアンダーボックスを追加した。
■クラストップの燃費とECONスイッチ
ドライブトレーンは先代からのキャリー。2.4リッターi-VTECは173(+13)psと22.6(+0.4)kgmとなり、10・15モード燃費はクラストップの13.2(+1)km/Lに向上している。トランスミッションは先代同様CVT。4WDモデルには5速ATと、ワンウエイカムを組み合わせたデュアルポンプ式油圧多板クラッチのセンターデフを用いるのも変わらない。また、ノーマルモデルのFF車にはECUとCVTの制御マップを変更してさらにエアコンも協調制御しながら燃費を向上させるECONスイッチも搭載した。
アブソルート専用のi-VTECは206(+6)psと23.7(±0)kgmとなり、10・15モード燃費は11.4(11.0)km/L。※いずれもFFモデルの数値で、()内は先代比。
タイヤはMが215/65R16のホイールキャップ、LとLiが215/65R16のアルミホイール、アブソルートが225/45R18のアルミホイール。
■VSAを標準装備、ハイテクデバイスも
安全装備やハイテクデバイスはトピックが満載。横滑り防止のVSAは全車標準となり、VSAと協調してアンダーステア側では切り過ぎを抑え、オーバーステア側では逆ハン方向に操舵力をアシストするモーションアダプティブEPSも標準搭載されている。また、日産のアラウンドビューモニターにそっくりのマルチビューカメラシステムも導入。こちらは日産のパテントには抵触していないというから興味深い。
【価格】
| Li(FF) |
338万1000円 |
| Li(4WD) |
361万2000円 |
| L (FF) |
290万8500円 |
| L (4WD) |
313万9500円 |
| M (FF) |
258万8250円 |
| M (4WD) |
284万250円 |
| アブソルート(FF) |
288万7500円 |
| アブソルート(4WD) |
313万9500円 |