メルセデス・ベンツが上海でAクラスの次期モデルを公開。
コンセプトAクラスというタイトルはそのまま次期登場モデルを意図したもの。1998年、EU(欧州連合)発足に合わせて登場したメルセデス初のFFコンパクトクラスは、三代目を向かえて劇的な変貌を遂げた。
二代目にも踏襲されたダブルフロアのサンドウィッチ構造は新型では採用せず、まったく新規のプラットフォームを開発。基本的には次期Bクラスとの共用化が織り込み済みだが、こちらはスポーティ、若々しさといったキャラクターを持ち合わせ、よりファミリー、アップライトな装いで登場するとされる次期Bクラスとはキャラクターが明確に分けられるという。
過去の二代を否定するかのようなロー&ワイドのハッチバックスタイルは、明らかにユーザーの世代交代を意識した勢いと質感の高さを前面に押し出したインパクトのあるもの。
コンセプトAクラスは、2リッター直列4気筒ターボ(210ps)にメルセデス・オリジナル開発の7速DCTを組み合わせたFFモデルとなる。加えて、今年のデトロイトショーで公開されたEVなどのパワーソース対応も念頭に置いている。
インテリアで注目は、情報通信への新たな取り組み。センターコンソール(助手席側)にiPhoneを差し込むスロットを設け、スマートフォンが持つ可能性をクルマに織り込んだ。常時インターネットへの接続を想定し、若い世代、新しい市場(中国がその筆頭) がそのターゲットだろう。世界は激しく動いている。
レポート:伏木悦郎