■月産30台、1575万円
いよいよ「Spec V」が発表された。月産は最大でも30台。ノーマルの1.8倍超の1575万円というプライスタグは、水野氏曰く、それでも手が出せるギリギリ下限の値段に設定したという。また、水野氏は次なるGT-Rこと、「Spec M」の2010年登場も予告した。Spec Mの詳細は明らかにされていない。
■エンジンスペックはノーマルと共通
足回りでは、ブレンボに一度は断られたという自称市販車最強のカーボンブレーキディスクが注目。カーボン含有率はライバルとは次元が異なるレベルという。逆にキャリパーはベースモデルと共通で、カーボンディスク特有の輻射熱を反射するためシルバーに塗られるのみ。これにレイズ製専用超軽量アルミホイールを組み合わせ、4輪トータルで約60kgのバネ下重量を軽減。固定式&電子制御レスとなったビルシュタイン製専用サスペンション、BSと共同開発したポテンザRE070Rランフラットタイヤも装着する。
エンジンスペックは実はノーマルと変わらず(485ps、60kg-m)、ギア比や最終減速比も同値だ。目玉は80秒だけブースト圧を高めて3500-5000rpmの中高速トルクを太らせるハイギヤードブーストで、レース時に有効なのはもちろん、使い方によっては燃費にも効くという。10・15モード燃費も8.3km/Lとベースモデル(09仕様)と同じで、この数値は発売当初のGT-Rの8.2km/Lを上回る。
■カーボンパーツを多用
エクステリアではカーボン製リアスポイラー、フロントグリル、リップスポイラー、リアディフューザーなどカーボンパーツを多用。エキゾーストはチタン製だ。一方でプラットフォームには手は加えられず、吸音材なども省かれていない。
インテリアではリアシートが省かれ、スーパーカー流にキルティング生地が貼られる。リクライニング機構付のフロントシートのメイン部材はカーボン製。リアセンターのBOSE製ウーファーを装着するパネルまでカーボンが使われる。
発売日は2月2日。スタート時の取り扱い店舗は全国で7店舗のみ。試乗車は用意されず、全国に4ヶ所ある日産ギャラリーに実車を展示するのみとなる。