プジョー 3008

【 3008 Premium 】
全長×全幅×全高=
4365mm×1835mm×1635mm
ホイールベース=2615mm
車両重量=1540kg
駆動方式=FF
エンジン=1.6リッター
直列4気筒DOHC・直噴
ツインスクロールターボ
最高出力=
115kW(156ps)/6000rpm
最大トルク=
240Nm(24.5kg-m)/
1400〜3500rpm
トランスミッション=6速AT
10・15モード燃費=10.6km/L
車両本体価格=339万円
発売日=2010年6月1日

掲載日:2010年06月03日
レポート:
写真:篠原 晃一、プジョー・シトロエン・ジャポン

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6月3日、プジョーは同社初のクロスオーバービークル「3008」のメディア向け発表会を開催。ゲストには琉球FCのトルシエ監督も招かれ、ワールドカップイヤーに相応しい彩りが加えられた。今年で創業200年を迎えるプジョーは、207や308といった根幹モデルの価格引き下げに始まり、コンパクトスポーツクーペの「RCZ」、そしてこの「3008」の投入と積極的なマーケティング戦略を展開中。欧州ではすでに5万9000台を販売(2009年4月〜12月)した“欲張りクロスオーバー”の詳細を追っていこう。

■モノスペース&トールボーイ

2008年のパリショーで披露された「プロローグ HYbrid4」をルーツとする3008は、MPVの広い室内空間やSUVのスタイリング、さらにはセダンのドライビングフィールまでも求めた欲張りなクロスオーバーだ。デザインは非常にアグレッシブで、クロームが奢られた大型エアインテークやステンレス製のアンダーガード、ブーメラン型のLEDリアランプなどが、クロスオーバーらしい逞しさをアピールしている。プラットフォームは308シリーズと共有。ボディサイズは全長4365mm×全幅1835mm×全高1635mm、ホイールベース2615mmで、308ハッチバックよりも75mm長く、15mmワイドで、120mm背が高い。

室内長は308ハッチバックよりも40mm長い1915mm、室内幅は75mm広い1565mmを確保して、ゆとりの室内空間を生み出している。前後席に大きく広がるパノラミックガラスルームも標準装備だ。またアイポイントは必然的に高くなっているものの、ステアリングアングルを308ハッチバックと同じ数値に設定したスポーティなドライビングポジションもウリのひとつに挙げている。

■心くすぐる小粋なアイテム

航空機をイメージしたコクピットに座ると、まずはセンターコンソール上部に横一列に並んだトグルスイッチが目を惹く。そして、メーターバイザー上部に装備されたポップアップ式の「ヘッドアップ・ディスプレイ」がこれまたユニーク。同様の機能の多くはフロントウィンドウに情報を映し出しているが、あえてポップアップ式を採用したところにプジョーの遊び心が感じられる。機能的にも充実しており、走行速度やクルーズコントロールはもちろん、ディスタンスアラート(車間距離警告)までも備わる。またディスプレイの角度や明度も調整可能だ。

3008専用開発のシートは、クッションに2重密度の発泡剤を使用してボリューム感や包まれ感を重視。標準のシート地は「Premium」がブラックのファブリック、「Griffe」がブラックのレザーとなる。またプジョー初の電動パーキングブレーキも採用して、スペース効率を上げている。助手席前のグローブボックスは小さいが、センターコンソールボックスはかなり奥深く、リアシートの足元には床下収納が左右に備わる。

機能的なラゲッジルームも特徴のひとつ。ホビーテールゲートと呼ばれる上下分割式のテールゲートは、文字通り“趣味”のシーンで活躍しそうな高い実用性を持っている。下段をベンチとして使えるのはもちろん、荷物のサイズや量に応じてフロアボードを3段階で高さ調整することも可能。容量は432リッター〜1241リッター(VDA方式)。着脱式のラゲッジルームランプもアウトドアシーンなどで使えそうだ。

■最新世代の6AT&第3のショックアブソーバー

エンジンは1.6リッター直4の直噴ツインスクロールターボで、308に搭載されているユーロ4対応型からユーロ5対応型に進化。最高出力は6psアップの156ps、ターボによる過給はわずか1000rpmから始まり、240Nmの最大トルクも1400rpm〜3500rpmまでの広範囲で発生する。

トランスミッションは先に308CCに採用された第2世代の6AT。摩擦ロスの低減や2速から6速のロックアップ領域を広げることで、407採用の6ATとの比較では、変速レスポンスを0.22秒短縮(6速から3速の場合)、燃費も8.4%向上、さらに静粛性も高められているという。

足回りは前:マクファーソンストラット、後:トーションビームで、形式こそベースの308と同じだが、もちろん3008専用のチューニングが施されている。一般的に重心が高いトールボーイスタイルはコーナリング時のロールがどうしても大きくなりがち。そこでロールを抑えるためにスプリングやショックアブソーバーを強化するのだが、単純に強化するだけでは乗り心地が犠牲になる。

この相反する要素をクリアするためにプジョーが採用したのが、第3のショックアブソーバーとして機能する「ダイナミックコントロール」だ。これはリア左右の油圧式ショックアブソーバーをセンターモジュールで連結し、減衰力をバランスよく配分することでローリング(横揺れ)やピッチング(縦ゆれ)を制御して、車両をフラットに保つシステム。猫足と評されるプジョーならではのしなやかな足さばきは、どうやらこの3008でも味わうことができそうだ。

価格は「Premium」が339万円、上級グレードの「Griffe」が385万円。

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投稿者:生ビール子
投稿日:2012/01/08 

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