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アルミモノコックボディを採用した極めて特徴的なミッドシップスポーツのNSXに、その走りをさらに際立たせるモデルとしてNSXタイプRが設定されたのは1992年11月。NSX自体が発売されたのは1990年9月(アメリカでは7月に先行発売)だったから、発売から2年目にしてスポーツ性を高めた追加モデルが設定されたことになる。 車両重量の軽さを特徴とするNSXだが、さらに大幅な軽量化することからタイプR作りは始まった。重心を車体の中央部分に集めるとともに、より低重心化を図るべく、軽量化はボディの周辺部分を中心に進められた。専用のレカロシートも超軽量のものとされ、MOMOのステアリングホイール、ENKEIのアルミホイールなども軽量化した専用のものが用意された。結果として120kgも軽いボディを得ている。 搭載エンジンはV型6気筒3.0リッターの自然吸気VTECで基本は変わらないが、高回転域を多用した走りを重視するエンジンとされた。徹底的な品質管理に基づいてバランスの取れた部品を使ってエンジンを組み上げ、気持ち良く回って高回転域でのパワーフィールにも優れたエンジンに仕上げている。足回りも単にコーナリング性能を高めるだけでなく、クルマとドライバーとの一体感を高めることを主眼にしたチューニングが行われた。サーキット等でのスポーツ走行が一層楽しめるものとされた。 NSXタイプRは標準のNSXが5速MT車で800万3000円だったのに対し、970万7000円の価格が設定されていた。快適装備が省かれたりした部分もあるが、仕様の中身に比べると価格アップの幅は抑えたものとされていた。また、専用色「チャンピオンシップ・ホワイト」のボディカラーが用意された。
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