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1993年5月に登場した丸形4灯式ヘッドライト採用のインテグラ クーペはクイント時代から数えると4代目にあたる。このインテグラ クーペと4ドアハードトップが95年9月にマイナーチェンジを受けた翌10月に、NSXに次ぐ2車種目のタイプRが設定されている。基本コンセプトはNSXと同様で、レーシングカーのテイストと圧倒的なドライビングプレジャーを感じさせるクルマを目指して開発された。若者にも手の届く、インテグラというライトウェイトクラスへの展開で、タイプRの本格的な幕開けが始まることになる。 このマイナーチェンジではフロント回りのデザインが変更され、丸型ヘッドランプはごく一部のグレードに残るだけになったが、タイプRも丸型ではなく新しい異形ヘッドライトを採用している。フロントのチンスポイラーや大型のリヤスポイラー、専用の軽量アルミホイール、ポテンザRE010ハイグリップタイヤなども装着された。 インテリア回りではレカロ製のバケットシート、MOMO製の小径革巻きステアリングホイール、ショートストロークのチタン製シフトノブ、専用のメーターパネルなどが標準車と異なる部分だった。NSXタイプRにも設定された専用カラーのチャンピオンシップホワイト(1965年当時のホンダF-1をイメージ)のボディ&ホイールと、3ドアのみに与えられた真っ赤なレカロSRIIシートのコンビネーションも話題となった。 搭載エンジンは直列4気筒1.8リッターの自然吸気DOHC VTECだが、タイプR専用エンジンとしてチューニングが進められ、200ps/8000rpmのパワーを発生した。リッター当たりの出力は111psに達し、当時としては世界でも最高峰のエンジンといえた。このパワー&トルクを発生するために、エンジンの吸気ポートは手作業で研磨されるなど、正にレーシングカーの手法で開発されている。 ボディも徹底した軽量化が図られ、3ドアモデルで1060kg。サスペンションのファインチューニングが行われたのはいうまでもない。3ドアクーペと4ドアハードトップが用意され、それぞれ標準のSiRに対して45万円高の222万8000円と226万8000円の価格が設定されていた。1999年12月には装備を充実化したタイプR・Xが追加されている。
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