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徹底比較 スポーツセダンの真髄
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各写真をクリックすると拡大表示します 感じる“走りの性能”とは何か
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 ターボエンジンを積むB4は速い! 最高出力はATで260ps、MTで280ps。それを、3シリーズやA4の半分の価格で実現しているのだから、パソコンの世界でよく使われる“価格性能比”の高さは抜群だ。けれど、真の意味で“いいモノ”を求める人にとって、そういった数字で表せる要素はさして重要なものではない。肝心なのは“走り味”という、曖昧模糊とした性能なのだ。再びパソコンを引き合いに出せば、キーボードのタッチや持ち上げたときの剛性感、モニターの見やすさといった部分である。

 この点に関してもB4の実力は高い。旧型はもちろん、日本車のライバルと比べても抜きんでた存在だ。硬いが低速からスムースに動く足、優れた直進安定性、正確なステアリング特性、限界挙動のわかりやすさ、フラットなトルクを得たシングルターボエンジンなど、拍手を贈りたい部分はたくさんある。しかし、後述する海外のライバルと比べると、及んでいない部分があるのも確か。

 足はもっとしなやかに動いて欲しいし、ステアリングインフォメーションにもさらなる濃密さが欲しい。エンジンに関しても、停止状態から深くアクセルを踏み込んでスタートした場合、ターボが効いて太いトルクが沸き上がるまで1テンポ待たされる傾向がある。もっと最高出力を落としてもいいから、とくにAT用のエンジンはより低い回転域から素早くトルクが立ち上がる低過給圧タイプを搭載して欲しいと感じた。あるいは、ボディサイズで5ナンバーに見切りを付けたのだから、エンジンで2リッターにこだわる必要もないだろう。たとえば2.5リッタークラスのエンジンに低過給圧ターボを組み合わせれば、さらに上質な乗り味が手に入るに違いない。

 そういう意味では、秋頃に登場する予定の3リッター フラット6エンジン(ポルシェが開発に参加しているとの噂あり!)は大いに期待できる。スポーティーな走りを望むならターボがベストだが、上質なスポーツセダンが欲しいなら3リッターモデルを待つ価値は大いにある。
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