| 2004年 新春特別企画 | 気になる輸入車一気乗り試乗! |
ポルシェ 911カレラ |
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世界で一番有名なスポーツカーにして、ポルシェが目指す万能GTカーっていうのが911だよね。今の996型は3.6リッターになってからいちだんと良くなって、速さが増しただけでなく、エンジン音もかなり聞かせてくれるから、スポーツカーとしての魅力がグンと増している。
ところで、万能GTカーの意味は911を実際に所有して生活を共にしてみればわかるよ。運転しやすく快適で、驚くほど乗りこなすための垣根が低いんだ。銀座のママがティプトロ(AT)に乗っちゃう……なんて別に驚くことでも何でもないわけ。自動車雑誌なんかをめくっていると、ポルシェはリアエンジン・リアドライブ(RR)だから限界特性がピーキーで、なんて書いてあったりするでしょ?確かにサーキットを攻めれば、RR特有の限界特性も顔を出すかも知れないけれど、911をそのように乗る人はまずいない。PSMの存在も大きくて、あれがONになっていれば、まず何も起こらないんだ。 |
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そろそろ次期911の噂が聞かれるようになってきたけど、まだその全貌はつかめない。もしかしたらフラット6を継承するかもしれないし、V8を積むことだってありえる。ただ、ボクの予想としては、次期ボクスターがよりピュアスポーツとしての純度を高めていくのに対して、911は、より高性能&万能GTへと進化していくんじゃないかな。そう考えると、スポーツカー好きは今の911を買っておくというのも手かもしれない。
ちなみに最後の空冷ポルシェである993型の後期モデルの中古価格を見ると、996型の初期モデルより全然値段が高い。ポルシェのユーザーにとっては911らしさがとても大切で、ポルシェらしくないと思われちゃうと人気が出ないんだ。次期911のピュアスポーツ度数は新型が発表されないと断言できないけれど、コアなポルシェマニアには気になるところだよね。
ただ、ここでポルシェの立場を考えてみると、911を開発しているエンジニア達は、やっぱり高性能GTカーを作りたいわけ。だから、GT3みたいなクルマに乗りたいってマニアに対して、造り手はきっと、公道で乗るのになんであんなのがイイの?ってそう思っている(笑)。あれはマニアのために敢えてビジネスで作っているモデルなんだ。 |
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| ボクスターと比べると、1000万円以上する911(6MT=990万円、5速ティプトロニック=1070万円)は高いと言えるかも知れないけど、それはボクスターが安すぎるだけ。911は911以外に変わるものがないと言う意味では、1000万という価値は十分にあると思う。メルセデス・SLやBMW・M3やアルピナとか、確かに色々選択肢はあるけれど、結局911の代わりにはならない。つまり、それが40年以上に渡って911が残ってきた最大の理由なんだと思う。
(聞き手:田所孝之) |
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