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シビック・タイプRはホンダのイギリス工場で生産される逆輸入車だ。「需要のあるところで生産する」というホンダの基本方針に則り、シビックは4ドアセダンと5ドアハッチバックを日本で、3ドアハッチバックをイギリスで生産している。その関係でタイプRもイギリス工場で生産されることになったわけだが、キモとなるエンジンは日本から完成品が送られている。
5ドアハッチバックと比べて150mm短く、65mm低いフォルムは、全体がひとつの“砲弾”のようなイメージ。走っているときはもちろん、止まっているときでさえ、空気を切り裂いて走る強烈なエネルギーが伝わってくる。ホンワカした雰囲気をもつ日本製シビック(5ドア&4ドア)とは、生まれ育ちがまったく異なることがひと目で理解できる仕上がりだ。
ドアを開けると、外観に負けず劣らず強烈な光景が拡がっている。先代同様、フロアカーペットとレカロ製フルバケットは深紅で統一。MOMO社製ステアリングホイールやホワイトメーターパネルもタイプRの文法通りだ。さらに目を引くのがインパネから生えたシフトノブ。一見、扱いづらそうに見えるものの、実際に走り出してみると最高の操作性とシフトフィールを味わわせてくれる。もちろん、足回りやボディの強化も徹底的に施され、タイプRを名乗るに相応しい運動性能を身につけている。なおかつ、大人4人が無理なく乗り込める室内スペースと、実用的な荷質容量を確保しているのもチャームポイントだ。こんな痛快なクルマがたったの220万円(エアコンはオプション)で手に入るというのは、ちょっとした驚きである。 |
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