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タイプR特集 ホンダのR魂に迫る
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 インテグラのスタイリングテーマは“シャープ&ソリッド”。キャビンがグッと前進したスピード感溢れるフォルムとマッシブな造形が新鮮だ。タイプR専用の精悍なエアロパーツは入念な風洞実験をベースにデザインしたもので、CL(揚力係数)は現行モデルに対し−29%を達成。高速走行時の安定性に大きなメリットをもたらすとともに、高性能を強くアピールする。嬉しいのは、ランサー・エボリューションやインプレッサWRXとは違い、エアロパーツ等のデザインがこれ見よがしなものではないこと。「見る人が見ればわかる高性能」というのが、僕の琴線に触れる。

 インテリアはドライバーとのフィット感を重視した造形だ。「パラボラエフェクトエリア」と呼ばれるラウンドしたデザインが、各スイッチ類へのアクセス距離を短縮するとともに、適度な囲まれ感を演出している。旧型の特徴だったカーボン調パネルは「本物の素材以外はできるだけ使いたくなかった」という理由から全廃されたが、ダッシュボードのシボをカーボン柄とすることで、タイプRらしい硬派な印象を生みだしている。本物素材という点では、アルミから削り出したシフトノブが印象的だ。

 加えて、ハンドブレーキのボタンやペダル類にも本物のアルミが使われている。シートはレカロ製。シビック・タイプRと同じ小径のMOMO社製ステアリングは、日本からマグネシウムの芯材をイタリアに送り、MOMO社で製作するという実に凝ったもの。MOMO社はイタリア以外にも工場をもっているが、ステッチの微妙な感触はやはり現地工場製がいちばんだという。開発陣の走りに対するコダワリがストレートに伝わってくる部分だ。
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